★★☆ 想 う ☆★★
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2001年11月07日(水) 約束 その1

友達が言う。

絶対に秘密にしておいてよ。誰にも言わないでよ。

かくして、秘密は秘密でなく広がっていく。

「知らないことにしておいてね」

中学生の頃、そう言われてうなずいた自分。

一足先に知ったけど、忠実に知らないふりをしていた。

数日後、状況が公然となる。

友人が言う。

「こいつには事前に言っておいたんだ。なぁ!!!」

不器用な私は、無意味ではあっても知らないふりを通す。

「えっ僕は知らないよ!」

「もう言っていいんだよ。お前だけには話しておいたんだから。」

もちろん、「僕は知っていたさ!」と言っても問題はない会話。

でも不器用な私は、聞いていないふりをする。

この意固地さは、誤解を招く...

知らないふりをしてくれという言葉に、忠実に従って、

状況がどう変っても僕は知らなかったよの世界。

しかし場合によっては、「僕は知っていたんだけどね。」と

言えないといけないかも。

僕は不器用。

その代わり、不器用さが信用となることもある。

「知らないことにしておいて!」

うなずいた以上、何があっても「知らなかったよ」って

いったっていいよね!!!


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