★★☆ 想 う ☆★★
目次|過去|未来
先日猟師の後輩たちの船にのせてもらい釣りをやらせてもらった。
小ぶりのアジがわんさか釣れた。
釣りに飽きた子供たちは、ドタバタドタバタはしゃぎまわっている。
ふと見ると、次男が釣った魚にエサをあげていた。
それを見た友人たちは口々に、
「R君、釣った魚にはエサはあげないんだよ」
と言っていた。
釣り上げた魚を、食料とみるか生物とみるかは、人による。
どうせ食べられちゃう魚でも、お腹が減ってるなら
エサをあげたっていいと思う。
「いいよ、エサをあげても...でも少しだけね!」
私がそう耳打ちすると、次男はかすかにうなずいて
釣りが終わるまで、時折エサをあげていた。
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