2004年04月15日(木) ++RIDDLE++ 別れ |
ゴウと別れる。
リュウがスキだから。
前に進むためにはゴウと別れるしかない。
ゴウへの気持ちは冷めていたものの、やっぱり情はあった。
どうしようか悩んだけど、自分に正直に・・・。
やっぱり別れるしかない。
そう決意した。
思いついたら即行動。
リュウにチョコをあげた翌日。
私はゴウに別れを告げた。
その日、私はゴウから貰った指輪を外し、
そしてリュウから貰ったドリームキャッチャーのピアスをして
仕事へ向った。
その日、ゴウはルートに出ていたから
会社で特に話す事もなく一日が終わった。
そして、仕事を終えたゴウから電話がかかってきて
私は、どう切り出していいのか悩んでいた。
「何かあった?」
ゴウが聞いてきた。
今しかない。そう思ってついに話を切り出した。
「うん。いろいろ考えててね。」
「それってオレとの事?」
「そうだね。ちょっと、いろいろと・・・。」
「オレと別れようとか、そういう事?」
「うん。別れよう。」
しばらく沈黙の後、ゴウはとりあえず会いに行くと言って。
そして、直接面と向って話をした。
ゴウは
「オレ、ハッキリ言ってお前と別れたくないよ。
でも、オマエはもう決めたんだろ?
じゃ、仕方ないよな。」
と、案外アッサリと別れに応じてくれた。
「オマエが土下座すれば別れないって言うなら
オレ、土下座でも何でもするよ。
土下座しようか?」
ゴウの寂しそうな声に何だかこっちまで寂しくなって。
彼が帰った後、私はひとりで泣いた。
別れた事に後悔はしてない。
けど、人を傷つけるってのはこんなにツラいんだ。
偽善的かもしれないけど、私は泣いてた。
その時、ゴウから電話がかかってきて。
私は涙をこらえて電話に出た。
「そういやー、オレの誕生日のお祝いなしかよー。」
元気に振舞う彼の声を聞いて、また涙が止まらなくなっちゃって。
半分声を出して泣いた。
「オマエ、そんな事で泣くような弱い女じゃないだろ。
よし。オレはこれからもオマエの事名前で呼ぶし、
これからもオマエとエッチもするし、チュウもする。
今まで通り毎日電話もするからなッ」
彼の優しい態度に私は元気が出た。
もうダイジョウブ。
私も前に進めるよ。
ゴウと電話を切った後、リュウにメールした。
「別れたよ。不倫ともオサラバ。」
ちょこっとだけメールで会話して、私は眠った。
前に進める。
ごめんね、ゴウ。
ありがとう、ゴウ。
アナタの優しい言葉で元気になれたよ。
これからが大変だった。
|