はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2011年05月15日(日) 恩おくり

先日、幼稚園・保育園・小学校連携の会議がありました。

その中の資料に
「恩おくり」という言葉があって
私は「あ〜、これだ」と
とてつもない宝物を掘り当てた気持ちになりました。

恩返し、という言葉は一般的ですが、
受けた恩を、また次の人へ渡していく。
それが恩おくり、です。

実はこれ、ペイフォワードですよね。

最近はご無沙汰ですが
幼稚園では、ブックフォワードという活動をしていて
よい本を、保護者へ回して
みんなで見ようという活動です。

読む時間のない方は
本を回すだけ
読みたい人がよむ。
そんな活動のなかで、感動の本に出会ったと喜んでもらったことが
たくさんあります。

このアイディアは
「ペイフォワード」という映画からヒントを得て
行ったのでした。
その内容は、まさに恩おくり。
チャンスがあったら、この映画見てください。

さて、なぜ恩おくりの話をするかというと
これまた先日、絵画講習会の講師を務めてまいりました。
このお話をいただいたこと自体が
まさに恩おくりだったのです。

なぜ、講師依頼が来たかというと
私が美術の勉強をしてきたということもあるでしょうが
何より、百石幼稚園では
これまでたくさんの絵画の受賞暦があり
百石幼稚園の先生に話を聞けば
何かよい絵を描かせるコツが
わかるかもしれない
ということでした。

つまり、これまでの先生が
子供たちを通して脈々と送り続けてくれた
恩のおかげで
私たちの今があるのだと
本当に実感したのでした。

ありがたい、感謝です。

そして私たちは
これからどんな恩をおくっていけるのか
また真剣に思うのでした。
その答えはただひとつ
ひたすらに子供たちによい環境と
よい教育を与え続けること。

そのためにも、一日を大切に
ひと時を大切に
すごしていきます。

ずっと、大切だと思ってきたことが
「恩おくり」という言葉に出会って
しっかりと形になったのでした。

この言葉が書かれた資料は
本当にすばらしくて
ぜひご家庭で読んで欲しいです。

そうだ、せっかくだから
ブックフォワードしようかな。
本当にひさしぶりですね。

20数ページのもので
すぐに読めてしまいますが
内容は、小説一冊分はありますよ。
私は、30分ぐらいで全部読みました。
泣きました、親なら泣けます。

ご夫婦で読んで欲しいです。

とりあえず、我が家からはじめようかな。

副園長 松橋でした。


 < 過去  目次へ  未来 >


はなこせんせい

My追加