だだの日記
今月末に、両親が大阪に来ることになった。
で、観光案内をするよう頼まれているのだが、 正直なところ、どこに連れてったら喜ぶか見当がつかない。
関西以外の方が"大阪"と聞いて思い浮かべるものってなんなんですかね? やっぱり、通天閣とか、道頓堀とかでしょうか。 やっぱり、吉本新喜劇は外せないのでしょうか。
親の年代というか、親自身がどういう物に興味があるのかが 今ひとつ分からず、まいったなという心境。
そもそも、先日帰省した際、 ある事柄に対して意見が噛み合わずに激論となったのだが、 今回もその続きが予想されるだけに、覚悟が必要だ。
ていうか、この日は京都で池澤さんの講演会があり、 本当はそっちに行きたくて仕方がない。 日にちを変えることも考えたが、 前から7月に来ることは決まっていたし、 両親に対していつもわがままばかり言ってきたので、 今回は我慢しようと思う。
さて、7月に入ったので、2008年上半期に読んだ本をまとめてみた。
1/7 池澤夏樹『神々の食』(文春文庫)再読 1/13 矢部智子、今井京助ほか『ブックカフェものがたり』(幻戯書房) 1/29 マリオ・バルガス=リョサ『楽園への道』(世界文学全集) 2/2 池澤夏樹『光の指で触れよ』(中央公論新社) 2/3 池澤夏樹『叡智の断片』(講談社インターナショナル) 2/8 松本清張『砂の器』(新潮文庫) 2/9 松本清張『点と線』(新潮文庫) 2/10 西山昭彦、中塚千恵『できる人の書斎術』(新潮新書) 2/11 塩見直紀『半農半Xという生き方』(ソニー・マガジンズ) 2/18 池澤夏樹『メランコリア』(光琳社出版)再読 3/2 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(世界文学全集) 3/10 清木たくや『田舎でスローライフを極める』(学芸出版社) 3/12 樺島弘文『会社を辞めて田舎へGO!』(飛鳥新社) 3/20 斉藤一夫、大日招兵『田舎暮らしをさっさとやろう+α』(自由国民社) 3/30 池澤夏樹『雪の降る星/修道院』(角川書店) 5/2 デュラス、サガン『太平洋の防波堤/愛人/悲しみよ、こんにちは』 (世界文学全集) 5/4 塩見直紀『半農半Xという生き方 実践編』(ソニー・マガジンズ) 5/5 塩見直紀『半農半Xの種を播く』(コモンズ) 5/5 宇田川悟『書斎の達人』(河出書房新社) 5/5 塩見直紀『綾部発 半農半Xな人生の歩き方88』(遊タイム出版) 5/10 ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(世界文学全集) 5/22 ジェラルド・ダレル『虫とけものと家族たち』(集英社文庫) 5/23 長嶋有『猛スピードで母は』(文藝春秋) 5/24 吉田修一『パーク・ライフ』(文藝春秋) 6/14 フォースター『ハワーズ・エンド』(世界文学全集) 6/15 河邑厚徳『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』(NHK出版) 6/29 池澤夏樹『世界一しあわせなタバコの木。』(絵本館)再読
おもしろかった本は、「楽園への道」と「巨匠とマルガリータ」。 特に、「楽園の道」はここ数年の中で一番の傑作だった。
また、印象に残った本では、「半農半Xという生き方」と 「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」を挙げたい。 "農"と"貨幣経済"という2つの側面から 今自分が考えていることを深化させることができた。
総じて今年はとてもいい読書体験ができていることをうれしく思う。 これからも新しい一冊との出合いを、大切にしていきたい。
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