だだの日記
滋賀の北部はもはや北国だ。 そう言い切りたくなるほど山々が雪で覆われ、 駅に降り立った時に凛とした空気を感じた。 キリッと引き締まった感じが心地よい。
目指した賤ヶ岳は、ご存知の通り信長死後の継承権をかけて、 秀吉と勝家が戦いを繰り広げた場所。 頂上からは合戦の地形を見下ろすことができるうえに、 琵琶湖や余呉湖、伊吹山などが一望で、最高の眺めだ。
山頂での昼食後、そのまま山本山へと進路を向ける。 道の脇には雪が残るが、アイゼンをつけるまでもない。 冷たい風が吹き抜ける瞬間もあったが、 総じて日射しが温かく、長袖Tシャツ一枚でも充分。 針葉樹も多く、歩いているうちに、 まるで5月の頃と錯覚してしまうほどだった。
尾根からは奥琵琶湖の穏やかな水面が見えて気持ちよい。
琵琶湖を生まれて初めて見た時、 まるで海のように大きい、と思った。 僕にとっての湖は、ウナギで有名な浜名湖であったり、 日本一汚い佐鳴湖だったりしたので、規模の違いに圧倒された。
ちなみに、滋賀の旧国名である「近江」とは、 都から「近つ淡海(=琵琶湖のこと)」が転じたもの。 対して、浜名湖は「遠つ淡海」と呼ばれ、 浜松の旧国名「遠江」はここから名付けられたそうな。
そうは言うもの、琵琶湖の大きさは 浜名湖とは比べものにならない。
高校2年の夏。琵琶湖初体験は強烈だった。 浜松から自転車で関ヶ原を越えて、辿り着いた。 世界の大きさを実感した瞬間だったかもしれない。
琵琶湖沿いに整備されたこの「湖の辺の道(うみのべのみち)」を 歩いていて、ふとそんなことを思い出した。
(上) ウィックロンのロンT インナーフリース 白いシャツ フリース (ロンTだけの時もあったが、急に寒くなったりもした)
(下) パンツ ブレスサーモ (ブレスサーモはなくてもよかったかも)
彦根市内気温 最高12.1 最低0.5
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