だだ争論

だだの日記

2007年03月21日(水) 湖の辺の道

滋賀の北部はもはや北国だ。
そう言い切りたくなるほど山々が雪で覆われ、
駅に降り立った時に凛とした空気を感じた。
キリッと引き締まった感じが心地よい。

目指した賤ヶ岳は、ご存知の通り信長死後の継承権をかけて、
秀吉と勝家が戦いを繰り広げた場所。
頂上からは合戦の地形を見下ろすことができるうえに、
琵琶湖や余呉湖、伊吹山などが一望で、最高の眺めだ。

山頂での昼食後、そのまま山本山へと進路を向ける。
道の脇には雪が残るが、アイゼンをつけるまでもない。
冷たい風が吹き抜ける瞬間もあったが、
総じて日射しが温かく、長袖Tシャツ一枚でも充分。
針葉樹も多く、歩いているうちに、
まるで5月の頃と錯覚してしまうほどだった。

尾根からは奥琵琶湖の穏やかな水面が見えて気持ちよい。


琵琶湖を生まれて初めて見た時、
まるで海のように大きい、と思った。
僕にとっての湖は、ウナギで有名な浜名湖であったり、
日本一汚い佐鳴湖だったりしたので、規模の違いに圧倒された。

ちなみに、滋賀の旧国名である「近江」とは、
都から「近つ淡海(=琵琶湖のこと)」が転じたもの。
対して、浜名湖は「遠つ淡海」と呼ばれ、
浜松の旧国名「遠江」はここから名付けられたそうな。

そうは言うもの、琵琶湖の大きさは
浜名湖とは比べものにならない。

高校2年の夏。琵琶湖初体験は強烈だった。
浜松から自転車で関ヶ原を越えて、辿り着いた。
世界の大きさを実感した瞬間だったかもしれない。


琵琶湖沿いに整備されたこの「湖の辺の道(うみのべのみち)」を
歩いていて、ふとそんなことを思い出した。


(上)
ウィックロンのロンT
インナーフリース
白いシャツ
フリース
(ロンTだけの時もあったが、急に寒くなったりもした)

(下)
パンツ
ブレスサーモ
(ブレスサーモはなくてもよかったかも)

彦根市内気温
最高12.1
最低0.5


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