だだ争論

だだの日記

2003年04月24日(木) 御巣鷹山で

山崎豊子『沈まぬ太陽』の第3巻を読み中。
今はちょうど、あの御巣鷹山墜落事故のところ。

描写がリアルなので、新聞をそのまま読んでいるような同時代感覚を味わっている。
今テレビを付けたら続報が流れてくるのでは、と錯覚してしまうような感じで。
「ねぇねぇこの前の御巣鷹山のことだけどさぁ」とそのまま友達に話し掛けてしまうかの勢い。

こう感じてしまうのは最近テレビや新聞と疎遠になっているからなのだが、
それに加えこの事故が、ちょうど僕が物心がついた頃のテレビ映像として
かなり強烈な印象を残したことにも由来する。
トラウマというとかなり語弊があるが、生存者がヘリコプターで助けられた
映像は自分のなかの記憶に強く結びついている。
あのシーンだけが一人歩きしている。
どうしてあの事故が起こったのか(あの映像が生まれたのか)は、
自分にはかなりひっかかっている。

だから今、世間の出来事よりもタイムリーに感じてるのかもしれない。
とりあえず早く続きが読みたい。


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