だだ争論

だだの日記

2003年03月21日(金) 人間ドラマ

完全に縁を切った。きれいさっぱりと。
妙にさばさばした気分。
すっきりして気持ちがいいとは言わないが、
こうする以外に方法はないと思ってたし
自分の意志を貫けたことには満足している。

そこまでする必要もないわけではないが、
それでは結局同じことを繰り返しそうな気がした。
心通じ合える人と絶交するのはつらいが、
中途半端な関係でしかないのなら、むしろ切るべきだと思った。
"A friend in need is a friend indeed" である。
親しかったからこそ、こうするしかなかったのではないか。


これでよかったんだと思う。いや、そうであると思いたい。

* * *

終バスも終電もとうに過ぎ、久しぶりにタクシーを使う。
今日は市内の大学で卒業式があったらしく、
河原町では学生の集団が飲み歩いていた。
その様子を見ながら運転手さんが自分の思い出話をしだした。
 卒業後に地銀の内定を断り、親に勘当されたこと。
 下宿もすでに引き払い住むところに困ったこと。
 会社を興し、同窓の中では一番の高給取りになったこと。
 阪神大震災で会社がつぶれ、今はタクシーの運転手をやってること。

その話を聞いて、人生やなぁとしみじみ思った。
彼の話に今日の僕は励まされる思いがした。


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