だだの日記
2002年11月19日(火) |
「やがてヒトに与えられた時が満ちて…」 |
高校生の頃、あまり有名でない某バンド(仮にRとしておこう)が好きだった。 過去形にするのはよくないな。 今でもよくCDを聞くし、解散して数年経った今でも僕の中では全然色褪せてない。 何度聞いても最高にいい、と思う。
今日、ネットを巡回してて、 そこのギタリストで、ほとんどの曲を書いていた人が 数ヶ月前にすい臓ガンで亡くなっていたことを知った。 30歳くらいだったと思う。
若くして亡くなったことにも驚いたし、 もう彼の活躍を耳にすることがないことに寂しさも感じる。
彼個人がどういう人だったのかは全く知らないし、 バンドが解散してから何をしてたのかも知らない。 そこまで彼自身に興味を持ってたわけではない。 Rの一人として彼が好きだった。今でもその頃のイメージしか持ってない。 にもかかわらず、想像していた以上の悲しみに襲われる。 僕の大事な一時期が見えない膜で覆われていくようだ。
正確にいうと今から7年前僕は彼らの音楽と出合った。 あの頃の彼らと同じ齢に達していることに僕は驚きを隠せない。 そのとき彼らは何を感じ、何を考えていただろう。 今の僕と同じ歳月を重ねたなかで。
最近、僕にとって大切な人が次々と死んでいくような気がする。 人の死がこんなにも身近なものになっていたとは思ってもいなかった。 思ったよりも人が死ぬってことはあっさりしているものだということを感じている。 どんなにじたばたしても、死ぬ時は死ぬ。 どれだけ社会に貢献しようが、どれだけ好きであろうが 死はだれにでも公平に訪れる。 当たり前と言われればそれまでなんだけど、 あまりそういうこととは縁遠かったので、今こう考えている自分に少し驚いている。
僕もいつか死ぬだろうし、 それと同じようにあの人も遅かれ早かれ死ぬ日が来る。 その日が来ることを想像するだけでもつらいが、それはやはり避けられない。 会いたいという願いは叶わないだろうが、僕は多くを望まない。 この想いを抱きつづけるだけで本望というものだ。
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