だだの日記
ジュビロvsサンガ@西京極。 王者、余裕の貫禄勝ち。 藤田、高原、ゴンと役者がそろって決めてだだくん大満足。
Jリーグの試合を観るのは7年ぶりだが、本当にジュビロは強なった。 ほとんど地元なのでJリーグ昇格前から応援してたが、 そのときからこんな全盛期が来ることは予感してたよ。 伸び盛りで可能性に満ちていた。 いやあ、気持ちがいいねぇ。
ところで、巨人ファンにとってのトラウマが西武なら、 ジュビリストにとってのトラウマはアントラーズ。 この日なぜかサンフレッチェに負けたようで優勝の芽が潰えたようだ。 ちょっと安堵。 大きな声では言えないが、アントラーズには勝てる気がしない。 対戦相手として脅威に感じる。
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『水滴』(目取真俊、文春文庫、★★★★☆) 表題作ほか2作。 すっごくよかった。おもしろかった。 実際にはありえない話なんだけど、全体に漂う昔話(民話)っぽさと 沖縄が舞台であることでありそうに思えてしまうところがさすがだ。 沖縄というと民俗信仰のイメージが強いから。 そういう土地の力がこの小説に盛り込まれていると思う。 作中の言葉を借りれば「珍しくはあるが起こっても不思議ではない」といったところ。 沖縄の土地柄がこの小説を可能にしているという印象をもった。
これ読んでてガルシア・マルケスをイメージしたが、 そう考えると彼のも南米が舞台だからこそ成功したといえるのかもしれない (あまり読んでないからわからないけど)。 同じ戦争をテーマにしても舞台が京都だったらまた違うだろうし、 内地人が沖縄舞台に同じように書いてもまた違う印象をもつのかもしれない。
あと、沖縄が舞台と聞くと戦争ものをイメージするが、 暗い内容になりがちなところが、ユーモアな印象に仕上げられているところもよかった。 僕が昔話っぽいと感じたところ(書きすぎるとネタバレになりそう)。
僕ごときの人間が出た結果にとやかく言う立場にはないが、 全体に無駄がなく破綻もなく、芥川賞とったのも納得だと思った。 (その雑感に僕好みの内容が由来していることは否定しない)
「オキナワン・ブック・レヴュー」も気に入った。 架空の書評欄をまとめた形式をとった小説。 はじめは小説だとは思わず、ほんとにこういう書評欄があるのかと思った。 そう意表をついた時点でもうメロメロである。 最初、こんな書評形式で大丈夫かな、どうなるのかなとか思ってたが、 非常ににおもしろかった。笑えるという意味でもおもしろい。 書評だけで物語の進行を語れるというのはいいと思った。
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最近心にしみたweb日記な一言集(勝手に引用すみません)。 「彼はすでに死者より遠い存在になっている」
「いいことなくても、もう少し。 笑顔で明日もがんばってみよう」
「私は「いい人」の文章が好きです。 怒ったり笑ったり泣いたりしながら書いた文章は本物です。 私は本物の文章を書く人になりたい」
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