はい、そうですか。わかりました。
と、僕が言うとでも思ったのかい。
人にそんなことを言わしてどうするつもりなんだ。
何を期待してるのですか。
イエスマンを求めているのですか。

僕には僕のプライドがあるし、
そういうことなら最初から筋を通して欲しい。
僕はイエスマンじゃないし、
あたりまえの返事をしただけです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

* * *

『西域をゆく』（井上靖、司馬遼太郎、文春文庫、★★★☆☆）
西域あるいはシルクロードと聞いて、人は何をイメージするだろうか。
僕の場合、憧れとかロマンとかいうイメージを通り越してしまっているから、
有無を言わさず行ってしまった感があるから、
そういう点では少し損した気分になる。
言葉のイメージだけで楽しめない（想像を膨らませられない）。

この本は井上靖と司馬遼太郎がひたすら西域について語っている。
語りだしたらとまらない様子がよくわかる（笑）
この２人に加え、学者との座談会あり、平山郁夫の装画と解説あり、
注釈も盛りだくさんと充実した内容。
僕としては話がよくわかるのだが、たぶんにマニアックな内容で、
予備知識がないとおもしろくないと思う。

龍谷大学の授業も受けたことがあるので
内容的にはお手のもの。
２人の知識と探究心には舌を巻く。
そういえば今年は大谷探検隊からちょうど100年の年だったと思う。
龍谷大の学園祭で一大イベントやるとか言ってた（大谷≒西本願寺≒龍谷大学）。
もう終わってしまったかもしれない。これからだっけ？
まあいいや。

* * *

久しぶりにエンヤを聞く。
こんなにいいのになんで長いこと聞いてなかったんだろう、と思う。
いつもそう思う。
毎日は聞きたいとは思わない。聞く気分を選ぶ。
でも聞いたときはすごくいいと感じる。
エンヤはいい。


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