だだの日記
2002年10月27日(日) |
こんな接客もあります |
仕事で蹴上に行くことがあるのだが、 いつも昼食に難儀していた。 ちょうどいい定食屋がない。 今日はいつもよりちょっとだけ足を伸ばしてみた。
ラーメン屋を見つけた。 値段はとにかく安いのだが、客は誰もいない。 この値段、この時間で客が一人もいないということは、 味がまずいのではないかという疑念が起こる。 ためらったが、まあいいやと思って入ることにした。
店内には店長と、中国人留学生と思われる女性の2人。 こういう料理屋ではありがちな組み合わせ。 席に座って女性が水を運んできた。
「アンタ、ギオンデ ミタコトアルヨ」 間髪いれず、いきなりこうきた。 なんなんだ、この言葉使いと馴れ馴れしさは。 初対面の客になかなか強気な接客だ。 第一、僕は祇園なんかにはほとんど行かない。 そのように説明しても全然納得してくれない。 そもそも僕の日本語を理解してくれているのかどうかもよくわからない。 なぜか僕までカタコトになってしまう。
ご飯を食べ終わって、ペーパーバックを読んでいた。 女性がさげにきた。僕が読んでる本を覗き込んで言う。 「アンタ、エイゴデキルノ?スゴイネ。ナンノホン?」 こらっ、客の読んでる本を覗き見るなと思いつつ、 「い、いや。べ、勉強してるとこなんです」と、しどろもどろに答える。
僕が蹴上に来るのは、某Mホテル(ウェスティンホテル系)内で働くため。 ここは京都市内でもけっこう格式があるホテル。 それだけに従業員の接客態度はしっかりしている。 そういうきっちりした態度は気持ちいいが、 逆にこの店の適当な接客が新鮮にうつる。
ファミレスのようにマニュアル化された接客ではない。 むしろ、言葉はぶっきらぼうだ。 ホテルに比べると失礼極まりない。
でも、それが気持ちいい。
ほかにも中国人はいろいろタメ口で話し掛けてきた。 それにひとつひとつ丁寧に答える僕。
そして最後に一言。
「マタキテネ」
おいしいラーメンではなかった。 しかし、また来たくなる店であった。
【200時間ヒアリングマラソン】 ・THE CHASE(ch.3,4) (30min) ・英会話レッツスピーク (8月号) (30min) CDを使ってるのだが、ラジオに比べるとちょっとせっかち。
Today 1.0h Total/Target 37.6/40.0h (-2.4h)
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