だだ争論

だだの日記

2002年10月05日(土) ライバル

チャリチャリでびわこ一周。
220kmを10時間くらい。よくやりました。

* * *

「友達とか恋人である以上にライバルである」
「友達でも恋人でもないけどライバルである」
どちらも真実(or真実であった)。

今でも時々考える。否、考えない日はない。
しかし、それは後ろ向きな話ではなく、前向きな屈折した考えとして。

『北へ遷りゆく時』で、「私」は同じ留学帰りのムスタファーに翻弄され
彼の死後も幻影にとらわれ続けた。
「世界は突然逆転してしまった。愛だろうか。
いや愛はこんなことはしでかさぬはずだ。これは憎しみなのだ。
私は憎しみに駆られて復讐を求めているのである。私の敵は内部にいた。
しかし、私は彼と対決しなければならない」

その結果、「私」は訣別を果たし、ナイルの流れに身を委ねながら決意する。
「私はこれまで一度として選択し、決定したことがなかった。
しかし今私はまさに決定し、生を選ぶのだ。私は生きるであろう」


私は生きるのだ。
それを選択した今、負けるわけにはいかない。

* * *

あなたのライバルは今のところいないようです。
今日そのことを感じました。

あなたが何を望んでいるのか私にはわかりませんが、
煮るなり焼くなりあなたの好きなようにしてください。
私は逃げも隠れもしません。卑怯なだまし討ちもしません。
真っ向から臨むつもりです。

* * *

びわこ一周サイクリング。
膝に不調を抱えていたのでまさか完走できるとは思わなかった。
京都市内に入ってようやく確信が得られた。
ここからなら這ってでもゴールにたどり着ける、と。

自分の持ってるエネルギー(体力)をオールアウトした状態。
水分のみ体が要求していた。

そして予想通り、夜中に腹痛に襲われる。


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