日々是眼鏡
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2001年11月02日(金) |
番頭もガンパレ! ののみ編 番外小説?? |
番頭がニコニコ顔で「陰謀もたまにはいいでしね」と言う なにが?と聞くと 番頭・ののみ 掲示板に走っていって配置表を見せる 「はい!ここ注目!!」と指差す先には… スカウト 来須銀河 滝川陽平 「むふふ〜〜いいでしょーこれ!このカップリ! ここポイントだからアンダーラインひいてね!!」 はいぃぃ〜?? 「カリー(狩谷)の陰謀でタッキーがスカウトになったの〜 ってことは 来須先輩とタッキーがふたりで訓練するのよ!!グランド走るのよ! ポイント高いツーショットよ!!きゃぁぁぁ〜写真撮らな!!」 ………オイオイ 頭 にえにえかい! でも 滝川のスカウトかぁ〜
☆☆☆☆☆ 車のハッチが開くと 火薬のにおいが鼻についた 士魂号を立ち上げる作業音 人々の声 そして幻獣の気配が一度に車の中に流れ込む 滝川の鼓動はすでに最高頂になっていた (な・なんだよ俺!どうしたんだ?!) 滝川は 今はじめて自分の手足が震えていることに気がついた 立とうとする脚に力が入らない…体が自分のものじゃないみたいだ
今まで出撃がある度 彼はいつでも留守番組だった ウォードレスに身を包んだ学友の背中を見送るだけ 戦場は遠く 自分にやれることは無い 「エースパイロットになる」と常々公言しているものの 一向にパイロット技術が習得できないのだ 他の技術習得をなおざりにしてもこれにかけているというのに… 自分はパイロットには向いてないのか?自問自答して首を振る 気がつくと戦場から疲れた顔で帰ってくる学友たちの顔を まともに見ることができない自分になってた (俺…行けるのだろうか 戦場に…) くやしくて くやしくて ……みじめだった だから司令にスカウトを命じられたとき 素直にうれしかったのだ それはパイロットではないけれど 自分が必要とされているうれしさ! もうこれで出撃した学友をじりじりと待つだけの あのいやな感覚から離れられる!! しかし―――
(なんだよ!!)滝川は歯がみした 体の震えが止まらない これは恐怖 これが戦場 心の底からわき上がってくる 死への怖れ… (バカ!壬生屋だって東原だって あのぽややんな速水だって来てるんだぞ! 何びびってんだ俺!!) 「…怖いか」 突然頭の上から声がした 見上げると来須が滝川から顔をそむけて 独り言のように後を続けた 「当たり前だ ここは戦場だ 誰だって怖い 俺も…な」 ぽかんと見上げる滝川に顔を向け 来須は「しかし」と言った 「俺は走る 走ってるうちは死なん 走るだけならここもグランドも変わらない」 来須は薄く笑うと ぱふっと滝川の頭をたたいた フッと滝川の脚が軽くなる 「いいか 走るんだ 俺と一緒にな 走って走って 俺たちは勝つんだ」 ☆☆☆☆☆
などという ストーリーが頭に浮かぶんですけど〜と話してみたら 「いい!!それいいっす!!」と番頭喜ぶ喜ぶ〜 「それからどうなるのぉ??」とキラキラした目で見つめる番頭 え〜〜〜っと
☆☆☆☆☆ 幻獣に囲まれた滝川の目の前に 見慣れた背中が飛び込んできた 「く・来須先輩!」 来須は滝川に狙いをつけていたナーガをぶちのめすと振り向きざまに叫んだ 「走れ!!」 「…で・でも先輩…」 ミノタウロスを攻撃しながら来須はさらに叫ぶ 「走れ!走るんだ!!」 来須の声に答えるように 滝川は残った力を振り絞って立ち上がった そうだ 補給車に行けば武器がある (バーカ!パニクってんじゃねーぞ 俺!!) 壊れた銃を持ち直し 滝川は走り出す 「来須先輩!すぐ戻ります!!」 その時来須に照準をあわせたスキュラの影が… ☆☆☆☆☆
「いやぁぁぁぁぁぁ!!先輩死んだらいかんです〜〜〜〜〜!!」
……そんなわけでこの話はおもいっきり ボツにされてしまいました ちぇ〜〜〜っ!!
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