月と散歩 )
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2003年04月06日(日) |
四月の空は、うわのソラ |
4月1日。火曜日。
僕は種子島から帰ってきた。
行ったり来たり、慌ただしくて よく考えれば今年はまだ名古屋に一ヶ月ちょっとしか居ないことになる。
でもまあ、無事打ち上げも終わったことだし これでしばらくは落ち着けるでしょう…。
…そう思った僕は、まだまだ甘かった…。
―――
4月2日。水曜日。
久しぶり、名古屋の工場に顔を出す。
出張帰りは、午前中に清算書を書き上げて昼から半休で帰る、ってのが慣例になっている。 だって、中途半端に昼から作業に入っても やっぱり中途半端だから…(言い訳)。
さて、そろそろ帰りますか…。
と。
作業長に呼び止められた。
なんでしょう?
「来週から、『ツクバ』行ってもらうから。23日まで。」
…。 マジすか?!
いや。うすうすイヤな予感はしてたんだけど。
『ツクバ』というのは、茨城県つくば市にある宇宙開発事業団(NASDA)の事。 そこではいま、国際宇宙ステーション(ISS)の日本担当部分が出荷前の最終機能試験が行われている。 僕らの仕事は、試験が終わったその機体の、出荷準備。
…というのはほとんどタテマエで(苦笑)、どうやらいま工場には必要以上の作業員を抱えておくお金がないらしい。
ふう。
―――
そんな衝撃の宣告を受けた僕は、翌日 出社してすぐ休暇届を出した。
…やってられっかー!!
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