月と散歩   )   
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2002年05月09日(木) 紙、一重。

ちょっと前。
仲間うちで「アナログなホームページ制作集団をつくろう」
という話が持ち上がって。

「アナログな」というのは
当時、まだ僕らのパソコン普及率が低かったので
データや原稿のやりとりは 郵送や電話で行おう、ということで。

あえて、デジタルが一般的になりつつある世の中にあって
それは ささやかな抵抗だったのかもしれません。

―――

『アナログ』が大好きです。

本来のアナログの意味合いからは少し外れてるのかもしれないけど。

デジタルは、なんだか得体がしれないので(苦笑)。

電話は『コード付き』でないと落ち着きません。
携帯電話がキライでした。
手紙もよく書きました。

…ちょっと前の、話。

―――

ゴールデンウィーク、地元に帰った際
友人宅で懐かしい手紙を発見しました。

送り主は、僕。

まだ、スレてなかった頃に書いたもの。

もうすっかり内容も、書いたことすら忘れた手紙。

でも、『忘れてたもの』を思い出しました。

―――

いまの僕。

ケータイがないと連絡が取れないひとたちがいます。
CDを借りてきて、MDへデジタルにダビングして(ないしょ)。
立ち上がりかけたホームページも、僕の怠慢で『なあなあ』になってしまいました。
友人たちともインターネットでのやりとりが主になりつつあって…。

それはそれでいいんでしょう(怠慢はよくない)。
便利だし。

…デジタルは、なんとなく薄っぺらな感じがして。

それは、それを使う僕が大切なものを忘れてしまっていたから。

―――

いまさらかもしれないけど
『忘れていたあの頃』を、取り戻そう。

―――

…まだ、間に合うかなぁ…


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