★ 夏海の日記 ★
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これは、BabyPinkが学校を辞めてしまうと聞いて、 それも突然何の前触れもなく辞めると聞いたので、 モーニングを食べながら 話をしようよと有志で集まった その待ち時間に携帯で打ち込んだものです。
Date: Sun, 13 Jan 2008 11:08:44
『そりゃ死ぬだろー』
9日、議員さんの息子が飛び降り自殺した。 何かの試験だかに続けて落ち、悩みを抱え、精神科に通っていたと報道された。 そして、どこだかの会社に内定し、就職することが決まっていた矢先にと。 (注:ネットで調べてみたところ、今月の4日に初出社していたばかりだったそうな)
翌日、議員さんがインタビューに答えていた。 息子は重度のうつ病であったと。
はぁ? 『重度』の、『うつ病』だと?
『重度』なんだよね?
『重度』だと認識していたんだよね?
ならばなぜ、就職する『矢先』という言葉が出て来るのだ? 議院の家での息子の立場や扱いは、どうなっていたのだ?
『重度』のうつ病の人を働かせろと言う医師はいないだろう。 それも、新しい会社で、慣れない新しい環境で、などで働くと言うことは、それだけでもう『自殺行為』である。
そりゃー死ぬだろう。 父親が議員であるなら、『就職』しないと『父親の』面目を潰すと言う脅迫観念があっただろう。 また父親の口利きなどで就職口が決まっていたのだとしたら、最悪だ。 彼には辞める選択などできない。 今の現状うから逃げる道は、死しかない。
『重度のうつ病』の息子を働かせたかったのは だれ? 議員の息子であるなら、働かなくたって生きていけるだろう? お金はあり、働いていなくても食っていける。 問題は そこに『居場所』があったかどうか?
夏海の図書館で紹介した『うつ病記』には、続編があり、(まだ発売は未定) 彼は入院して悟った。 『うつ病』を治すには、休養をすること と。
同じく『ツレがうつになりまして』のツレさんがラジオ番組で言っていた。 『うつ病』を治すには、治そうと思わないこと と。
これだけ情報が氾濫しているのに、 これだけ『うつ病』が市民権を得たと言うのに、 やっぱり 『理解』して貰えないんだよね。 体は 全然元気だから、働けると思われてるんだよね。 だから 自殺は なくならないし、 絶望のあまり 家族を殺して自分も死ぬなんて 悲惨な事件が続発してるんだよね。
この記事の日付を検索しょうとしたら、あるブログがトップでヒットしました。
http://plaza.rakuten.co.jp/watasinouti/diary/200801090000/
彼女は『うつ病』なのかな? そして 絶対成功するのであれば、死にたいと思ってる。
その彼女が言ってます。
報道されている『自殺者の数』は、『自殺に成功した人』であって、 成功せずに 植物人間状態として生き残ってしまった人は 入っていないと。 彼女のブログによれば、自殺者の成功率は10%なのだそうな。 年間3万人の自殺者の後ろには、10倍の失敗した人がいる。
成功しないで 人に迷惑をかける恐れがあるんだから、自分はできないでいると彼女は言う。 数字に表れる年間自殺者の数の後ろには 10倍の自殺失敗者がいる。 その事実をきちんと報道して欲しいと。
それを読んで そうだよなと思った。 自殺者の数だけ報道され、その予備軍である人 自殺に失敗して生き残った人は 話題に上がらない。
実は私もその一人だったりする。 私はある とてもショックな出来事があり、生きることに疲れ、食べることを拒否しました。 一週間以上 食べ物を食べず、急性すい炎になって入院し、退院後にはまた死ぬつもりでいました。 (あの時 死なずに済んで、生きて来れて幸運でしたけど。)
以前相談に乗った人が、自殺して生き残った人でした。 発作的に飛び降り自殺をし、腰骨を折ってしまって後遺症に苦しんでいました。 連絡が取れなくなってしまって、心を痛めています。 子供を置いて死ねないので、生きていますと言っていた彼女。 生き残っていて欲しいなと 心から思います。
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