★ 夏海の日記 ★

目次前の日次の日


2006年06月22日(木) 結婚って...

うつの婚約者に親に、婚約の解消を告げられた女性に宛てて、『しあわせになろうね』に長いお手紙を書きました。

これだけのことを踏まえて『結婚』したら、何があっても でんと構えていられるよ。

そうメッセージしたつもりなんですけど...
真意は、ちゃんと伝わっているでしょうか...?

内容は とっても厳しく
たぶん、「こんなにしてまで結婚ってしなきゃけいないの?」って内容な気がする。
相手の親との関係
病気に対する心構え
そして、何よりも 生活費をどう捻出するか。

でもね、今朝考えてたんだけど、病気の問題はさておき、これって 『普通』でも ちゃんと考えないといけない問題だと思うのよ。
結婚前に、ちゃんと二人で話し合っていくべき内容だと思うの。
確かに私は『結婚』という制度に希望を抱いてなくて、『結婚』イコール『永久就職』だとは思っていない。
だから、いつでも自由になれるために、ある程度のお金を確保しているべきだと考えて、
いつでも自由になれるために、自力で自分を養う覚悟はいつでもできてた。
お金の問題で 家を出なかった母を見て育ったからね。

部屋を借りる為に必要な資金
就職して自活できるようになるまでの生活資金。
少なくとも100万円は、自分の貯金として自分の口座にないと不安だった。
特に実家が当てにならないことがよく判っていたし、誰も頼りにならないことが解かっていたから。

お金なんて 何もなくても平気って言える母(自分の妹が財布代わりになる背景があるからね)が信じられない存在だった。
何もなかったからこそ、家を出ることができず、『憎んでいる』相手と一つ屋根の下で暮らしている現状に
何の疑問も 不満も感じていないことこそが 私には信じられない。
だから、生活費を渡さない父の替わりに、夫にナイショで私が生活費を渡していた時も、
渡した分のお金を何の躊躇もなく全額使ってしまうデリカシーのなさを発揮する。

人のお金と自分のお金の区別がつかないだらしなさ。
祖父が腕の良い漁師だったせいで、『(お金を)持っている人が出す』家庭(当然出す側)で育ったので、
『持っている人が出す(出してもらう側)』でいることに、何の恥じらいも負い目も感じない。
その性格は、幸福なのか、不幸なのか...?
お金がないことや、お金を貰うことで、負い目を感じなくても良いのは、本人に取って幸福な性格だろう。
ただし、出す側にとっては、出す以上、そのお金を稼ぐ時間や体力を使っていることを考えて、大切に扱って欲しいと思うのは、私がお金に卑しいせい?

「人にあげた以上、そのお金は自分のものではない。何にどれくらい使おうと、その人の勝手だ」
何度も 何度も 自分に言い聞かせた。
母の浪費に腹を立てるたびに。


お金がなかったから、出ていかなかった。
お金がなかったから、離婚しなかったという母。
お互いに、『この結婚は失敗だった』と言いながら私を育てた両親を、私は見下している。

贅沢がしたい訳ではなく、私が私でいるために、人のコンディションに左右されることなく自由でいられらるために、
私には ある程度のまとまったお金が必要だと思っている。
そして、それがないと不安だ。

人は ある日突然 あっけなく死んでいく。
そして残った人は 生きていかないといけない。

弟が亡くなって入った保険金を 父は長年の憧れだった『株』で失い、
弟が亡くなって入った保険金で 母は年金を全額前払いし、
最近 保険外交員である自分の妹のミスで『途中解約』という形にしてしまって、同じくらいの損失を出した。

妹のミスを、「私だから良いけどさぁ」と言った母。
弟の死は 一体何だったんだろう?
弟は、犬死だったの?
母が年金から借りていたお金を 母の替わりに返済していた私の努力も、同時に水の泡と消えた。
その金額を稼ぐ為に、何年かかるかを あなたは考えもしないね。

お金は大切。
一人でも生きていけるのならば、誰とだって生きていける。
養うだけの財力などないが、共同生活としてなら。
世間一般で言うところの『この人の稼ぎがなくなったら、生活できない』という状況は、私に取って 恐怖でしかない。
そんな不自由さを与えられるのならば、私は働いて精神的に自由でいたい。

こんな私からのアドバイスです。
『世間一般』から言うと、偏ってるかも知れない。
さくら色さん、ごめんなさいね。


夏海@夏海のお部屋 |★お手紙★夏海のお部屋★

My追加