★ 夏海の日記 ★

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2006年06月19日(月) ダニ駆除

1年に1度、ダニ駆除なるものをします。
会社はカーペット、そして女子更衣室は畳敷きなので。

パソコンや机に新聞紙を掛け、毎年1回ダニ駆除の薬剤を散布します。(なぜ梅雨時にするのかは不明です ー“ー)
去年は、お昼から出勤し、残業で8時間しっかり働きました。
で、今年も午前中お休みを貰う予定で、週末に突入しました。

もう1年経ったのね〜って感慨深く、そして不安でした。
去年は、『お昼からの出社』という 慣れないことをやる不安と
化学物質過敏症の私の症状が、どれくらい出るか が不安でした。

私の場合は、湿疹も出ず、咳も出ず、鼻炎になる訳でもありません。
出る症状は、不自然な落ち込み...

化学物質過敏症が発症した原因は、たぶんトイレの消臭剤。
『オレンジ』の香りが、元気にしれくれる というアロマテラピを単純に『香り』だけに着目してしまって、
『オレンジ』の香りのトイレの消臭剤をトイレと居間とベッドルームに置いたの。
絶えず香っているオレンジの香り。
そして 激しいウツ...

「何かが変だ」そう思っていた時、多分新聞で化学物質過敏症(シックハウス)の記事を読んだんだと思う。
頭痛や吐き気 そして ウツ

・・・私、そうじゃん
もともと、建て増しした建物に住んでいたので、壁紙ののりや ヤバイものは 下地としてあったんだと思う。
最初に入った家は新築のアパートだったし。

そう気が付いてから、色んなものが ダメなのが判った
特に殺虫剤系。
白アリ駆除なんて、とんでもない!
ハエ蚊退治のもの、ゴキブリ相手のもの、衣類の防虫剤まで...

症状が目に見えないだけに、「なんて神経質な」と 無神経な元夫くんの母親に一笑され、私にナイショで使われていたな。
私が家を出たのは、そしてウツが悪化したのも、あんたのせいでもあるんよ。


そして今年。
teaとの対決やら、teaの父親の入院やら死やら、nobyの壊れていく過程を見ていたことやらで、とてもナーバスになってました。
何だか判らないけど、怖い感じが ずっとしてました。
ナーバスになっていると、余計に症状が悪化します。
『病は気から』
この言葉は、微妙に的を射ています。
(腐ってないものでも、腐ってると思うと下痢になるようにね)

「私は大丈夫」っていう自信がなかった。
だから、金土日と3日間悩んで、月曜日の朝休むことに決めしました。
1日窓を開けていれば、1日目よりも大丈夫。空気中の薬剤の濃度は減っているはず。

「私の症状で一番危惧しているのは、うつの症状が酷くなること」と上司に連絡をし、休みました。
「実は今、調子が悪いんです」って。

休んだところで気分は晴れず、その上teaの同僚の死で ますます緊張し、
でね、ずっとteaには言ってなかったんだけど、「何かが怖い」ってことを やっと口に出して言いました。
そしたら「知ってた」って言われて、ちょっとだけぎゅってして貰って、言えたことにホッとしました。
teaはお通夜の準備をし、私はクライミングで体を疲れさせ、お喋りで心をほぐして 何とか自分を浮上させました。

でもね、会社に来るのが怖かった。
一日貧乏揺すりをしながら、「仕事」と言うよりは、会社にいる修行をしているような一日を過ごし、1日目は終了。
2日目は 少し仕事をする方向で頑張り、少しずつ 自分のペースに持っていきました。


薬剤の成分は目に見えなくて、だからそれが ないのか あるのか 判らない。
そして、それが どれだけ体に蓄積されているのか判らなくて、自分の限界がどれくらいなのかも判らない。

少しずつ 少しずつ 衣服や髪の毛にくっついて、外へ出て行っている殺虫剤の成分。
ずいぶん薄まってはいるんでしょうが、怖さはまだまだ抜けません。

2006.06.26


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