ずっと昔、まだ独身の頃の話ですが、
私は家でじっとしているのが苦手で
休みの日でも何かと用事を作っては外出してばかりいたものです。
当時はインターネットどころか家庭用ゲーム機なんてものもなくて
ビデオもそれほど普及していなかった時代。
家でできる娯楽といったらＴＶを見るか読書をするかぐらいしかなくて、
ひとりで街をぶらぶらするのが好きだった私は
独身の頃から一人で喫茶店に行くのも映画を見るのも平気でした。

そんな頃に「趣味が広くて話題が豊富な人」と人から言われて
私はそれを誉め言葉だと受け取っていましたが、

今の自分を省みると、「私の嗜好は狭くて深い」 これにつきます。
つまりオタクだってことか・・・・・


去年うちに遊びきた友人のひとりが私の本棚を見て
（ほとんど漫画本ばかりの本棚なんだけど） 「見事に趣味が偏った本棚」
と言ったことを思い出します。
漫画であってもなくても、私の好きそうな本ばかりが並べられた本棚ということでしょう。
そこには傾向の違った本、場違いな雰囲気を漂わす異邦人は存在しておらず、
文庫本から評論本、「外来語の語源」といったマニアックな辞書の類まで
「私っぽさ」にあふれていたということでしょうか。


かなり言い訳じみてますが（笑）
最近平日ほとんど毎日仕事に行くようになって、自分の時間が制約されてきて
それでも家事の手抜きなり（笑）睡眠時間を削るなりして得られる時間を
どう使うかといえば、何より今いちばん好きなこと、興味あることに
すべて使いたいと思うわけです。
それゆえ最近は、「これ面白そうだから見てみよう」とか
「薦められたから読んでみよう」という選択肢まではなかなか行き着かない。
そういう時間がない、というのが現状なのです。



で、何を言いたいかというと
そんなわけで、忙しいけど好きなことはちゃんと楽しんでますよ、ということかな。（笑）


でもって、春なのに
まだ春を楽しむ余裕がないなぁ・・・ということも。

これはまた別の話だけどもね。

でも明後日の入学式の準備ぐらいは
そろそろやっておかねばね。　
「まだやってないんかい！？」とツッコんでやって下さい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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