オットがなんとも情けない声で電話してきたのは水曜日の夜だった。

前日の帰宅途中から寒気がして気分が悪くなったんだとか。
帰ってから熱を計ったら３８度を超えていたんだとか。
下痢が続いてまったく食べれない状況だったんだとか。

どうやらお腹にくる風邪らしいけれど
「昨晩からなーんにも食べてないんだぁ」 を強調する。


そんなこと言われても、近くにいるわけじゃない私には
どうすることもできないし・・・

って。
名古屋まで来てくれ、ってこと？　もしかして


そうか。
離れて暮らしていると、やっぱりこういう事態も起こるよね。
寝込んだのは単身赴任するようになってから初めてのことだったけど
オットは年に１度くらいは風邪でダウンしたりしていたから
たやすく予想できたこと。



「とにかく水分しっかり取っておとなしく寝てなさい。
　明日も仕事は休んで、ゼリーでもヨーグルトでも卵豆腐でも納豆でも
　口に入りそうなものから少しずつでいいから食べるのよ」

とオットに電話で言っているのを聞いていた二男が
「おかあさん、お父さんのお母さんみたい」 ですって。


金曜には自宅に戻ってくることになっていた。
あの様子では帰れるだろうか・・・と心配で
木曜は朝と、仕事の合間にもメールしてみた。

念のために「もしかしてもしかしたら、明日休みもらえますか？」
と会社の人に聞いてみたりした。
万が一最悪の場合には、その夜の新幹線で・・・
ということも考えていたのだよ。


病院の点滴が効いたらしくて熱が下がり
サンドイッチなどを食べた、という返信がきたのは
仕事からの帰り道途中だった。

夜に電話してみたら、金曜は会社へ行く。
その後そちらへ帰るつもりだけれど、調子が悪ければ土曜日の午前中に帰るよ
とちょっと元気になったオットだった。


ああ、ちゃんと帰ってきてくれるのね

とうれし泣きしたのは

本日、私が泊りがけで宴会に行くから　で ・・・・・・・・・ す。　　　ごめんなさいっ！！




というわけで、オットは無事に帰ってきました。
昨夜はたまった仕事を一気に片付けたからか
ずいぶん疲れている様子でしたが
今日は朝からのんびりとしてだいぶ元気になったようです。
自分から「お昼にケンタッキーのフライドチキンが食べたい」と言って
いま買いに行ってます。 （あんな油っこいものを・・・・）

ともあれ
これで私も安心して出かけられるぅ♪　←こら

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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