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2004年01月20日(火) 子煩悩

「子供を愛せない母親」が最近増えているそうだ。

いや、そういう人は昔からいたのではないか。

女性だって子供好きでない人はたくさんいる。
現に私も、自分が母親になるまで子供は嫌いだった。
(正直云うと、今でも他人の子供は接するのに慣れただけで苦手である。)


私の場合は幸か不幸か(?)自分の子供はめちゃめちゃ可愛くてしかたないけれど

子供にどう接していいかわからないのは父親だけでなく
そういう気持ちを抑え込みながら子育てしている母親だってきっといると思う。


「母性本能」という言葉はあるのに
「父性本能」という言葉は聞かないのはなぜだろうか?

逆に「子煩悩」という言葉は父親に対して多く使われるように思う。
母親が「子煩悩」なのは当たり前だから?


そんなことを考えつつ「僕と彼女と彼女の生きる道」を見た。


「剛、だいぶ父親らしくなってきたぞ」と長男が何度も呟いていたのに
ちょっと笑った。

あんたのお父さんだって、
いっしょにハモニカだの笛だの吹いてくれたことなんてないでしょ。

でも、遊園地だの公園だのにはよく連れてってくれたよね。
なんて思い出を語ると、まるで亡くなってるみたいだわ。(爆)



私の亡父など、「子煩悩」には程遠いタイプだった。

気に入らないことがあるとすぐ怒鳴るので
子供の頃は父が苦手だった。

あまり父にどこかへ連れて行ってもらった記憶もない。

一度だけ、
父が私と弟を近くにできた動物園に連れて行ってくれたことを覚えているが
さっさと廻ったらもう「帰るぞ」と言われ
「お父さんは二度と出かけたくない」と思ったものだ。


そんな父だったけれど、孫の溺愛ぶりは人が変わったかと驚くほどで

自分が示してもらえなかった愛情を
私の息子にしてもらうことで返してもらったような
気がするのである。





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