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| 2003年02月23日(日) | 文字の会話 |
先週の木曜日のことだけれど
ご無沙汰していた以前のご近所友Ｓさんから電話があって
Ｓさんといっしょに買い物に行ったあと、久々に彼女の家にオジャマした。
去年の夏以来じゃないかな。
Ｓさんは、学校の先生の奥さんで、
閑静な住宅街の洋風の一戸建てにお姑さんと同居していて
うちとまったく同じ学年の二人の娘さんがいて
住宅リフォーム会社でパートで勤務していて
フラワーアレンジメントの講師の資格なんて持ってるし、
色白で手がとても綺麗で、いつもマニキュアやアイメイクをきちんとしている、
マフラーとかスカーフをさりげなく巻いたりするのがとてもセンスいい、
ええ、とっても「素敵な奥さん」なのだ。
でも何よりもそのおっとりのんびりした性格が
彼女のとっても可愛いところだと私は思っているし
彼女みたいな「奥様」はちょっと私の憧れでもある。
ところがどういうわけか、彼女は
いつも私を羨ましがるのである。
「だって、さとうやさんって私よりずーっと
運転は上手だし、機械に強いし、インターネットもサクサクとできちゃうし
だから私みたいに世界が狭くなくてお友だちも幅広いし、若々しいし
メールの文章はすごくわかりやすいし、何でもよく知ってるし…」
なんだか・・・・
他に誉めるところはもうないっ！？ っていうくらい
誉められるところは全部誉めてくれたという感じですが（笑）
運転が上手とか機械に強いとか何でもよく知ってる云々というのは
あくまでも比較対照の問題であって「Ｓさんよりは」ということで、
まあ彼女がお世辞や嫌味で言っているんじゃないことはわかっているから
私も素直に受け取っているけれど
私はいつも、私にないものをいっぱい持っているＳさんが羨ましいし
彼女みたいになりたい、って思っているんだけどな。
（なれないけど。 ←きっぱり）
ところで、Ｓさんちもとうとうケーブルを引いて本格的にインターネットをはじめたそうで
しっかりメールアドレスの書かれたパステルカラーの名刺をもらっちゃった。うふふ…
でも、私って、そういえば
ネットの友だちではなくリアルなお友だち…つまり実生活での友人知人や
学生時代からの友人や身内、親戚とは
ほとんどメールのやり取りをしないのである。
しても携帯メールがせいぜい。
同窓会のメーリングリストには参加しているけれど、
高校時代の友だちもほとんどメルアドを持っているし
それこそ、パリ近郊で暮らしている親友（と私は思っている）にも
メールすれば毎日でも連絡は取れるというのに
なんでだろうなぁ？
私にとってメールをやり取りするというのは
あくまでもネット上でリアルタイムに交流がある人との
コミュニケーション・ツールという認識？ なのだろうか・・・
それだけ私がネット依存症で
実生活よりもネットライフのほうが「日常的」なんてことかもしれない…（汗）
そうそう、そのＳさんに
「私なんて仕事のない平日にうちにいるときはほとんどネット繋ぎっぱなしで
常に誰かとメールなんかで話はしているけれど
それは全部、文字による無言の会話なんだから
こういう、ちゃんと口でお喋りする時間って、とっても貴重なのよ」
と言ったら
「あら、いいわねぇ。そういうのやってみたいわ、文字の会話とか。
無言の会話って便利じゃなぁい。 お義母さんの悪口も堂々と言えるし」
ですって。 あはは〜
いやそれより、Ｓさんってば
「私もこれからせっせとインターネットやるようにして
さとうやさんが書いてるっていう日記、探さなくっちゃー！」
・・・・って、お願いだから
それだけはやめてね。（涙目）
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