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2002年02月21日(木) 彼氏彼女の事情

今朝TVを見ていたら、坂本龍一が矢野顕子と離婚したというニュースが流れていた。

え!?と驚いたけれど、なんともう10年も別居しているそうで、坂本氏には同居している別の女性と、それから彼女に産ませた子ども(しかも10代だそうな)までいるそうで。
なんだ・・・当然といえば当然なのね。

坂本龍一が矢野顕子と知り合ったとき彼女には夫がいた、つまりふたりは不倫だったわけで、そして彼女を離婚させてまで成就させた略奪愛のはずだったけれど。

しかし、その「10年」という別居生活は一体ふたりにとって何だろう?
それだけ「正式に離婚する」ということが難しいということを物語っているのか。
それとも、籍なんて所詮紙切れ1枚の問題で、そのままでも大して差し障りないってことなのか。
何にしても、必要性があったから今回の「離婚」ということになったのだろうけれど。


私の知人(♂)で、奥さんとは長い間家庭内別居状態にあり昨夏ようやく離婚届を役所に提出したけれど、未だにまだその元奥さんと同居を続けているという人がいた。(最近の状況はちょっと知らないのだけれど、多分まだ一緒に住んでいるのでは?)
奥さんが子どもを妊娠出産した頃からうまくいかなくなっていたらしく、その子どもが昨年小学校に入学したのを機に正式に籍を抜いた、という話だけれど、実際には彼には離婚する2年前から別の独身女性と恋人関係にあり、彼女と結婚するために正式離婚に踏み切ったというのが真相のようだ。
しかし、それでも2年かかっている。もちろん奥さんは彼女の存在は知らない(多少は感づいたいたということも無きにしもあらずだが)わけだから、時間のかからなかったほうなのかもしれない。
その上で未だに住まいを別にできないというのも、またいろんな事情がそれぞれにあるのだろうとは思うけれども。

それほどに一度「夫婦」となってひとつ屋根の下に暮らせば、愛情とかとはまた別の様々なしがらみが深く絡んでくるものなのだと思う。
巷では今やありふれている「離婚」だけれど、夫婦の絆ってそう簡単に切れるものなのだろうか、とふと考えてしまう。


ただ、私は「子はかすがい」とは思っていない。
たしかに「子どもがいるから離婚しないだけ」という夫婦は多いのかもしれないが、子どもがいなくても、いやいないからこそ仲睦まじい夫婦もたくさんいるのだ。

今やすっかり「子どもが中心」の生活をしている私だけれど、子どもがいなかったら私たち夫婦はどういう生活をしていただろうか?と思うことがある。
少なくとも今よりももっとお互いの方を向いていたかもしれない・・・などと都合よく想像したりする。
「たら」「れば」なんて考えても何の意味もないことだと思うけれど。


あ、別に私はいま離婚を考えている、とかいうわけでは決してないので、念のため。(笑)
朝、TVの離婚報道を見て、とりとめもなく考えただけの話である。




最近ちょっと「おもしろい日記を書こう」などと気負ったりしていた。
そんなことをすると、あっという間に私は行き詰まる。
反省。

ネタで書く日記なんか本来の日記じゃない、なんて以前は考えていたくせに。


「読み手を意識した日記」
ましてもや2つも3つも書くなんて
もうとうに私の許容量をオーバーしているのだ。


やはり「日々の暮らしはおもしろい」より「とりとめのない話」のほうが
私の日記タイトルには合っているように思えてきた。





読んでくださってありがとう。


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