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2001年11月19日(月) ちょっと重い話だけれど… 夫との関係

もう10日くらい前だけれど、何年かぶりに大学時代の友人と会った。
彼女は隣の市に住んでいるので、会おうと思えばぞうさもないことなのに、なかなか会わず終いだったのだ。
久しぶりにあっても学生時代の友達というものはいいもので、会わなかった時間はたちまちのうちに解消される。
話は尽きることなく盛り上がり、そして私は、自分でも思いがけないことを彼女に言ってしまった。

「ダンナとうまくいってないの」

私自身、特別にそんなことを思い悩んでいたわけでも、いや、というより、そんな自覚も意識も持っていなかったつもりなのに、その言葉は口から離れるやいなや真実みを帯びて私の心に貼りついたのだ。
だからきっと、それは無意識に私の中に沈んでいた小さな棘だったのかもしれない。

結婚して15年目。
その間一度たりとも、たとえ他に好きな人がいても、夫と離婚したいなどと思ったことはないつもりだった。
ずっと何の不満もないと思っていたのに、あることをキッカケに、実は不満があったのではないか?と思いはじめた。
それでも。
もし男と女としての「愛情」がなくなったとしても、嫌いでなければ、ふたりの息子がいるのだから夫婦としてやっていくことは難しいことではないと思っていた。
けれど、夫の長男に対する扱いを見ていて、私の中ではっきりと声がしたような気がする。

友人は、良妻賢母タイプの温厚で明るい人である。
でもその彼女が私の話を聞いて、「ちょっと離れて暮らしてみるのもいいかもね」と言ってくれたのだ。私はなんだかとてもとても救われた思いがした。
いや、何も直ぐさま別居しようとかいうのではない。
うちの夫はおそらく数年のうちには転勤になる。そうなると単身赴任の可能性が高いのだ。
私が心の奥底でそれを…夫の単身赴任を願っても、私はそれに罪悪感を持たなくてもいいのではないか?
と心が少しだけ軽くなった。

それは単に夫との別居ではない。
私たちの夫婦関係・長男との親子関係を見直すための機会、試される期間だと私は思いたいのだが。


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