今日のつぶやき@日々暮らはおもしろ
DiaryINDEX|past|will
2001年10月23日(火) |
僕らはみんな生きている |
私のHPの冒頭の日記にも書いたのだけれど、うちには、かぶとむしの幼虫が6匹もいる。 これは私の勤め先の従業員さん(わが家では彼のことを虫博士と呼んでいる)が、 今年の春、長男が学校からのハイキング先でもらってきた幼虫のつがいを うちでは孵化させて成虫にすることに失敗して二男が落胆していたことから、 「リベンジしてくれ」とくださったものなのだが。
言っておくけれど、私は虫の類は大嫌いである。特にこの幼虫、芋虫系は 文字通り「虫ずが走る」ほど嫌いなのだ。 だがしかし。 二男が大好きなんだもの。うちには他にオオクワガタとヒラタクワガタの成虫を それぞれつがいで飼っている。(これも虫博士にいただいたものである)
今朝子供たちが学校に行った後、ごみを集めようと子供部屋に入って なにげに幼虫の飼育ケースをのぞくと、幼虫が3匹地面の上に這い出していた。 幼虫は普段ずっと土の中にいることが常なので、あれ?と目を凝らすと なんと土の上にうっすらと水が溜まっている。 驚いて、今日たまたま日曜出勤の代休で家にいた夫を呼んで見てもらうと、 「あーっ、土がびしょびしょ! ひどいなー、こりゃあ」と声を荒げる。 慌ててベランダに出して土を掘り返してみたら、やっぱり・・・ 地中にいた残りの3匹はすでに死んでいた。
原因は二男の霧吹きでの水のかけすぎのようである。 幼虫の場合、飼育ケースの中で土の上にクヌギマットをひけば、あとは餌はいらない。 そのかわり土が乾燥しないように霧吹きで時々土を湿らせることが必要なのだ。 「土が乾かないようにね」と何度も念押ししたので、虫の飼育にとても熱心な8歳の二男は 毎日一生懸命霧吹きで水をかけていた。 でもまさか、地面が泥土のようになるほど水をやり過ぎるなんて・・・・ ちょっと土に触ってみればすぐわかることなのに、とも思うけれど 一生懸命が仇になった息子の気持ちを思うと、責める気にもならずやりきれないが。
土は水を捨ててベランダで乾かし、飼育ケースには新しい土を入れて 生き残った3匹を入れてやると、すぐにするすると土の中にもぐってしまった。 頭の中に、さっき片づけたぶよぶよした幼虫の死骸のことがいつまでも貼りついて 朝からとても気分が重い一日だった。
学校から帰ってきた二男にこの話をして言い聞かせると、 頷いていた二男の突っ伏したソファーの肘掛けにはシミになるほどの涙のあとが・・・
今度からもっと注意してあげなきゃね。 きっとキミにも生命の大切さがわかったよね? このときの胸の痛みをいつまでも忘れないでいてね。
DiaryINDEX|kako|mirai satouya
[MAIL]
にも登録しています。
My追加
|