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2004年11月26日(金) |
キョート・ストーリー |
京都駅に降り立ったのは15時近く。来がけに入稿できるかとハッスル(そして玉砕)したのが祟って新幹線内で爆睡、なんとか動き出し軽く散策。京都って碁盤の目だからわかりやすくていいね。さすが名所揃いなので歩きながら眺めるかと。とりあえず珈琲屋で食事してる間すっかり京都弁に囲まれ土地に染み込んでゆくのを感じる。さてとまず二条城に歩を進めてみる。と、16時で入城終了しとった…いきなりつまづき。ということは他の場所も同様?!と駅方面に戻り東本願寺を覗くと、16時半にて閉門…寺なんてずっと開けとけよ!俺なんか夜中に帰省してふらりお墓参りするとかしょっちゅうなのに!せっかくの京都なんだからちゃんと下調べはするべきだったね。 そして僕は途方に暮れる。日も暮れる。仕方ないのでライブ会場である磔磔を探しに行く。程なく発見。安心。ホント民家みたいだ。開場までも時間あるので街に向かい夜を過ごす店にあたりをつける。ところで河原町って名前はウチのおばあちゃんチもあったので(ただし宇都宮に)親しみ感じちゃうね。こーいう色んな街に同じ町名があるのってその発生起源が伺えて面白いやね。ピンク街が幸町とか。 再び磔磔。入場時にドリンク代600円払ってすぐ脇のクーラーボックスから缶ジュース取る、って形式は確かにトホホだな。中にバーカウンターも作ってないし、お代わりも無いってことか(いらんけど)。中は
メンドクなったのでとっとと本編いくか。 曽我部恵一with ダブルオー・テレサ@京都磔磔。 1,2,3,4!【サンデイ】【スワン】【シモーヌ】と『STRAWBERRY』冒頭3曲でノッケから持ってく!つーかそうなのだよ今回のアルバムそのままライブやってバッチリはまるだろうなあってずっと思ってたんだ。素晴らしい構成。最初ギターがギャーン!と鳴った瞬間にもう眠気とか疲れとか新幹線代払って京都まで?とかいう自分内ウダウダは吹っ飛ぶですよ。 もちろんいつまでもアルバム通りの曲順てワケでなく、【She's a rider】【浜辺】といった既発曲の定番、あと【真昼のできごと】って俺はライブで初めてな気するけどすげえイイ曲だったんだな。どっちかっつーとサニデっぽいか?♪退屈して 電話して 映画みて お茶飲んで ふたりきり見つめあい 大切なこと気づく あー。俺に足りないのはこういう感覚かも、とか思う。いやラブがどうとかじゃなくて(それもまああるが)。「ヒマだから電話したんだけど。今から会わんかね?」みたいな誘いに「用も無いのに?」とか思ってしまう人なので…(口には出さなくても。態度には出てる気がする…)反省してます。敢えて直す気は無いけど。自分語りでした。 この辺で新曲かな。♪僕は君のコトが好きさ〜君は僕のコト好きかい?〜ってのよくやってるけどタイトル何つんだろ。なんか終わり方がシックリ来ないんだよな。バンドで合わせてないから弾き語りだったし、アレンジまだまだ足りないってことなのかね。あと【眠れないあの娘のために】(って曲名でいいのか?)【セブンティーン】の3曲、ドレもSTRAWBERRYに入ってても違和感ない曲調。 「磔磔は9時までしか音出せないから…過ぎたらどうする?弾き語りですか?」とか言って。ちなみに19時開演。足りないよ!といった辺りでアコギコーナーかな。「アルバムで一番幻想的な曲を」【アコースティックギター幻想曲】(コレってソロデビューすぐ頃には出来てたのね。当時のライブ行った人のレポ見たんだけど)。あと【96粒の涙】とかもやってたよな。そうきたか。サニデ時代の曲を躊躇いも衒いもなくやれるのはいいね。【FIRE ENGINE】はアウトロでの掛け合い(ジャムとかセッションていうの?違うか?即興ぽいのがいいかんじ)が長くていいかげん笑いそうになってしまった。お前ら好きだな〜ニヤニヤって感じね。わかってもらえるだろうか。ところでこの曲えろい。【ストーミー】は初めて聴いた1月のライブの時からずっと耳に残ってたんだけど相変わらず泣きそうになるよ。どっか行っちまおーぜ!ってそーいやこんなMCもしてたな。ガンガン行こうぜ!みたいな。 「ライブ終わってホテル戻って、好きな人を思い出して電話したくなる…」とかなんとか、でみんなで唄おーか!と【テレフォン・ラブ】。途中ライト全部落として、客にケータイ掲げて光らせてたのは面白かったなー。ピース!って感じで。でも携帯もってなかったら寂しかったろうなあ…。何度も何度も、「ほら恥ずかしがらず唄って〜」とか言って演奏止めたりサビ繰り返したり。この青さがたまらない。 そんな流れで「青春!青春!【青春狂走曲】!」いや〜この曲って多分今年夏のサマソニ以来よくやるようになったんだと思うけど、こんな盛り上がる定番になるとは思わなんだ。あの時リクエストしたヤツ超グッジョブって感じだな。この辺で曽我部が客席(スタッフ?)に向かって「今何時?」と訊いて8時半だったんだけど、実はもう3時間位やってんじゃねーのか大丈夫なのかああもう終わっちゃうのかこの幸せな時間が!とか思ってたから意外だった。すげー密度濃い。 「東京みやげです、僕らは東京でこんな風に暮らしてます」と言って【トーキョー・ストーリー】。♪この夕日誰のもの〜の所で「少なくともブスのものじゃなーい!」とか言ってた気するんだけど…客席からも「えー?!」とか(女声で)上がってたような…大丈夫なのか。ゲラゲラ笑ってしまった。聞き間違い(勘違い)だろうか。でもなんか一人女の子で「じゅーろっ!」とか声張り上げて唄ってる人いて楽しかった。あと「ヘイ!」ちょーきもちいい。 「みんなに言っておくことがあります…(ざわ…ざわざわ…)俺たちはラブシックにかかっている!」と【LOVE-SICK】(ひそかに「俺たちは音楽が好きだー!」とか言って【ミュージック!】て流れかと想像した)。コレもサビとか唄わせつつ。デビュー曲です、と言って始めた【ギター】ではやはり♪京都の空にも〜て唄ってた。そーいや【世界のニュース】やんなかったなー久々バンドスタイルで聴きたいよ。ちなみにSTRAWBERRYだと【ブルーのこころ】やんなかったな。時間も関係あるんかな。弾き語りスタイルだと確実にやりそうだけど。 【瞬間と永遠】で怒涛のクライマックス。上野氏「1,2!」で【STARS】。植木氏もCD同様「まだまだ続きます!」言ってておもろかった。こーいうの嬉しいやね。でも「次のDJを紹介します!」は違くねーかw。そんでトドメの【ミュージック!】♪WE WANNA DANCE TO THE SWEET'N'MELLOW MUSIC. WE WANNA DANCE TO THE FUNKY FUNKY MUSIC.最高! ココで本編終了なのかなーと思ったんだけどそのまま【大人になんかならないで】【mellow mind】ってのは時間制約あるからアンコール代わりって捉え方でいいのかな。いっぺん引っ込む形ならガンガン熱くなった体にハイネケン(飲んでなかった)流し込みたかったんだけどサスガに途中で開けるワケいかないので、全部終わった所でプシッ!シュワ〜、グイッ!ッカーッ!ですわ。最高!!!!
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