2003年09月20日(土) |
顧客層を明確にした店づくり |
男女共同参画、男女平等を叫んでいるはずなのに、 世の中は、さらに男女を意識したビジネスが展開されている。 大型百貨店が、相次いで売り場の改装をしている記事を見つけた。 その手法は、ターゲットを特化し、個性を出すという。 「紳士」「女性」という区別だけでなく、もっと絞った改装。 ある百貨店は「こだわりを持つ30〜50代の男性」をターゲットにし 品揃えをした。 「20代の働く女性」を強烈に意識した店づくりをした百貨店は オープン時に22〜27歳の男性社員12人が店頭で赤いバラを胸に、 女性客を出迎えたという。 どの店も、生き残りに必死なのである。 「男女を意識した店づくりは、社会が作り出した性差」と 言えるだろうか? 世の中は、ますます「性差」を意識した方向へ向かっている。 さらに、最近では、年代まで意識した方向へ。 やはり私の感覚では 「男性も女性も一緒に買える洋服売り場」の方が不自然。 もう一度「社会が作り出した性差(ジェンダー)」について 本当に、いけないことなのか・・考え直す時期に来ていると思う。 机上の政策論は、何も意味を持たないような気がしている。
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