重 い 月

も く じま えあ と

2005年09月21日(水)  SMAPさん、歌ってみない?

★今日の日記は長いです
“戦争”と政治等の事が中心なので、読みたくない方は、↑のま えをクリックして、20日以前を読んで下さいませ
18日以降を更新しました。


★私は泣いています…
HDDのプレイリストに、SMAPさんの曲を3つ並べて見ています
『Dawn』『Triangle』『世界に一つだけの花』の3曲です
これを見て(聞いて)いると、泣けて泣けて仕方がありません
“戦争”が恐くて恐くて、泣けてしまうのです。
おかしいですか?
そういうのは嫌だ、というような内容?の曲ばかりなのにね…


“戦争の出来る国”
9月11日の選挙の前は、憲法を変えて“日本を戦争の出来る国”にしようとしている小泉さんを止めてもらおうと期待していた民主党
小選挙区も、比例区も、民主党に1票を投じた私…。
なのに、自民党が大勝…。
負けた民主党は、党首をすげ替え…
何と、“日本を戦争の出来る国にしたい人”が代表になってしまいました…
この人を選んだと言う事は、民主党自体が、“日本を戦争の出来る国にしたい党”になったと言う事ですよね?
裏切られたような気がします…。私が投票した1票を返して欲しいぐらいです…。

自民党は、以前は反対な人も居たでしょうが、郵政民営化に反対した人達の顛末(てんまつ)を見てしまった今となっては、反対出来るような、骨の有る人はもう居ないでしょう
自民党は当然、“日本を戦争の出来る国にしたい党”な訳です


そんな事を考えていたら、後藤田正晴さんがお亡くなりになりました
私は、お名前やお顔は知っていても、どういうお考えを持った方なのか、全く知りませんでした。
亡くなられて、テレビ番組や新聞等で、護憲派の方だったと知りました
ご自身が“戦争”に行かれた経験から、又、日本が“戦争”へ向かうような事があってはならないと、自衛隊の海外派遣や、靖国参拝、近隣アジア諸国への配慮等、現在の小泉首相のみならず、その時々の首相へ、反対を唱えたり、諌(いさ)めたりなさっていたのだそうです

憲法を変えようとしている今、このような方が亡くなられた事は、大変残念です
ご冥福をお祈りします


今の日本には、もうこのような、骨の有る方は他にいらっしゃらないのでしょうか
自分の立場を守る為に、小泉さんには逆らえないような人ばかりなんでしょうか?


最近は、政治家の方達も、若返りが進んでいます
以前は私も、頑固なお年寄りばかりが国を動かすのではなく、若い人に、と思っていました。
私自身、若かった事もありますが。
でもこうなってみると、若いという事も、良い事ではないような気がして来ました


戦後に生まれたという事は、“戦争”の恐ろしさも悲惨さも知らないという事です
身を以て知らないから、“戦争”を、漫画か映画かゲームの中の事のようにしか考えていない可能性もあります

そう言う私も、もちろん戦後生まれです。
今回選ばれた、民主党の代表さん(43才)と、同年代です。
詳しく調べた訳ではないので、この方の家族構成等は、良く判りませんが、ある番組ではお母様が映っていました。
お母様は69才だそうです。随分、お若いですよね。
お若いとは言っても、69才なら“戦争”の時には生まれています。
でも、終戦時に9才だと、どれぐらい“戦争”の事が判っていたか…
住んでいた場所等にもよるでしょうが、親御さんが子供には悲惨なものを見せないようにしていれば、余り知らずに過ごしていた方も居ると思います
そういう方は、自分の子供にも、“戦争”の悲惨さを語る事はないと思います
勿論、その子供は、“戦争”の悲惨さを知る事なく育つ訳です

『24時間TV』の時に、海老名香葉子さんの悲しい体験をやっていましたが、海老名さんは、2度とあんな事が起きないように、自分のような辛い思いをする人が出ないようにと、“戦争”を知らない人達に語っていらっしゃるんだと思います

勿論、自分の体験が辛過ぎて、誰にも話せない、という方もいらっしゃるんでしょうが…。


両親や祖父母等から、“戦争”の時の話を聞いているかいないかによって、“戦争”を嫌う気持ちだったり、現実にあった事として感じられるかどうかが、違うような気がします

今回の選挙でも、随分、若い方達が当選しています。
20〜30代の方では、ご両親も戦後生まれで、“戦争”を知らない世代だったりします
おじいちゃんやおばあちゃんと別に暮らしていれば、“戦争”の話等、聞いた事が無い人も居るかも知れません
40代ぐらいでも、親御さんが若い場合は、余り聞いていないかも知れません
そういう方達の親御さんやおじいちゃんおばあちゃんは、自分の子供や孫が、“日本を戦争の出来る国”にしようとしているのをどう思っているんでしょうか?


私は、民主党の代表さんと同年代だと書きましたが、親が年を取ってからの子供なので、両親は大正生まれです。
父は戦争に行っていましたし、母は結婚して半年で、最初の夫を“戦争”に取られ、結局、戦争未亡人になりました
それでも十数年、夫を待っていましたが、その後再婚して、私が生まれたのです。
だから、第二次世界大戦が無かったら、私は生まれていない訳ですが、私は“戦争”に感謝は出来ません
もし、過去を変えられて、第二次世界大戦を起きなくする事が出来るなら、歴史が変わった瞬間に、自分が消えて無くなったとしても、“戦争”は起きない方が良かったと思っています

私は両親から、“戦争”の話を聞かされて育ちました
だから、“戦争”が恐いんです嫌なんです
日本が“戦争”にかかわって欲しくない。日本人が“戦争”にかかわって欲しくない。
勿論、日本以外でも、“戦争”が起きて欲しくありません。
実際には起きてしまっているけれど。
でもだからこそ、日本という、“戦争”を否定した国を変えて欲しくない。
“戦争”をしている国、しようとしている国が、“戦争”を否定している国も有るんだと考えて欲しい
だから、“日本を戦争の出来る国”にして欲しくないんです

60年間、“戦争”を否定していた国が、“戦争の出来る国”になったら、日本だけでなく、世界に対しても、歯止めが効かなくなると思うんです



★月曜の『SMAP×SMAP』
宇宙で流れた、『世界に一つだけの花』を歌いましたね
野口さんが、「世界平和について歌った」と紹介してくれた歌…

宇宙から見ていたら、地球で起こっている事が見えるんでしょうか
台風の渦も見えるんでしょうか。
山火事が起きたら、緑色だった所が黒くなったり、砂漠化して行く所は、茶色くなったり。
地球温暖化で、海水が増えて、有った筈の島が無くなってしまったり。

戦争が起きても、見えるんでしょうか?
広島や長崎の原爆のような、きのこ雲も、見えてしまうんでしょうか?
今、あのきのこ雲の下で、たくさんの人が死んでいるんだ、って判ってしまうんでしょうか?
そんなのは見たくないでしょうね
いつまでも美しい、変わらない、青い地球で居て欲しいと思うんでしょうね



☆『世界…』のCDシングルが出る時の宣伝で、こう言ってましたね
【もし、全ての人が、有るがままの自分を好きになれたら、
“戦争”なんて無くなると思う】
と…

これで『世界…』が、“反戦歌”と言われるようになっちゃった訳ですね

どなたが考えたのか知らないけれど、私はこの言葉には賛成出来ません。
だって、小泉さんなんて、自分がだ〜い好きだから、自分に逆らう人を許せなくて、潰しちゃうんですから
自分が言い出した事は全て正しい、と思ってて? “日本を戦争の出来る国”にしようとしてるんですから


だから、あの宣伝文句は間違ってると思うけど、宣伝文句に“戦争”を持ち出した責任っていうのもあると思うんですよ
SMAPさん達が、どこで“戦争”が起こったって構やしない、自分達には関係ない、と思ってるのに、宣伝の為に言えって言われて、
【“戦争”なんて無くなると思う】って、ナレーションしてたとは思いたくありません。
少なくとも、“戦争”が無くなって欲しい、起きてはいけない、そう願っていると思いたいです


☆『日本の歴史』の最後では、こう言ってましたね
【僕が何かを始めれば 明日歴史が動くかもしれない―――】と…
まあ、これは台本に書かれていた事をナレーションした迄で、剛くん自身から出た言葉では無いと思いますが。

以前、『チョナンカン』で、韓国の方とお話をした時に、韓国には兵役が有って、それは韓国の男の義務だ、みたいな事を仰ってました。
剛くんは、どういう言い方をしたか、はっきり覚えていませんが、自分は嫌だ、行かない、だったか、行きたくない、みたいな事を言っていました

でもね、国民に兵役を課す、と決まってしまったら、嫌だから行かない、って訳にはいかないんですよ
行かない方法は、ズルイ事をするか、行かされる前に死ぬしか無いんです
昔の日本なら、「非国民!」と罵られて、下手すりゃ銃殺ですから。
(昔は、体が弱ければ免れる場合も有りましたが、今後はどうか判らないし。
例え走れなくても、ミサイルのスイッチぐらい押せますからね)

法律が変わって、“日本が戦争の出来る国”になってしまったら、徴兵制度が復活する可能性だってあるんです
“戦争”なんて、自衛隊の人達だけが行くものだなんて、たかをくくっていたら、大間違いなんですよ
自分はSMAPをやってるんで、兵役には行きませ〜ん!
なんて事が通用しないのは、韓国の例を見れば、良く判ると思います。



★SMAPさん、国会で歌ってみない???
SMAPさん達が、“戦争”が嫌だと言うなら、兵役なんて嫌だと言うなら、国会議員(政治家)の方達に、1回宣言しといた方が良いんじゃないでしょうか?
法律が変わって、そんな事を言ったら、「非国民だ!」って逮捕されるようになる前に…。

国会に行って、歌ってみませんか?
もちろん、議会をやってる最中に乱入して、なんて危険な事ではなく、ちゃんと許可を取ってね。
今年6月、寺内タケシさんが、国会内でLIVEを行ったそうです。
寺内さん側からではなく、国会議員さんの方からの働きかけだったようですが、歌手の側から申し込んでも、許可が下りるかも知れないという事ですよね?
国会内で歌う事が可能かも知れない
国会議員さん達の前で歌う事が

歌うのは、『Dawn』『Triangle』『世界に一つだけの花』の3曲で充分だと思います

間違っても、『らいおんハート』は歌っちゃいけませんよ!
これ歌ったら、小泉さんは、SMAPは自分を応援してるんだ、って大喜びしちゃうだけですからね

そんな勘違いされたら、たまりませんから、絶対ダメです
(あのタイトルを使ったのもね、人気取りって言うか。腹が立つんですが)

そして、
「“戦争”は嫌だ! “戦争”には行きたくない!!
日本が“戦争の出来る国”になるのは嫌だ!!!」

と、叫んで来て下さい!
今のSMAPなら、やろうと思えば実現は可能だと思います


でもね…、国会で歌う事は可能でも、政治家の方達の気持ちを変えるのは無理かも知れませんがね…
歌合戦』の大トリで『世界…』を歌ったら、それまでは紅組優勢だったのに、最後は、審査員さんが全員白組に入れちゃった、みたいな訳には行かないでしょう。
政治家なんて人達が、歌で、心を動かされるような、良く言えば感受性の豊かな人、悪く言えばヤワな人とは思えないのでね…

『世界…』なんて、下手すると馬鹿にされるかも知れないですからね
“No.1(総理大臣)になりたい”と思ってる人達ばかりでしょうから…



でももしかしたら、“奇 跡”が起こせるかも…
それを祈っています…


ここまで読んで下さった方、ありがとうございました

m(_ _)m



も く じま えあ と

2004年09月21日(火) だるダルメシアン

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