| 2004年05月05日(水) |
子供 (剛くんの話は無し) |
５月５日、こどもの日でした。
私は、子供が居ません。もう、産む事はないでしょう。
もう産めない、と言うべきかな。
テレビのニュースで、子供の数が、23年連続で減少しているとか。
子供を育てるのには、大変な時代なのかも知れません。
お父さん、お母さん、頑張って下さい。
でも、子供の居ない人間から見て、おいおい！と思う事も、たくさん有ります。
子供を持つ親御さんに、考えて欲しい事を、２つだけ書きます。
もし、うっかりやっているかも、と心当たりの有る方は、考えてみて下さい。
出来たら、改めて下さい。
◇以前、母の薬を貰いに、ある病院の耳鼻科に行った時の事。
幼稚園に行ってるかどうか、ぐらいの子供を連れたお母さんが居ました。
子供が、あちらこちら走り回っても、何も言わない。
その内、知り合いに会って、話し込んでいます。
子供は、お母さんのすぐ近くに来ましたが、壁の所の、火事の時の為の(ホースが入っている？)鉄の扉を、がんがんと蹴り始めました。
親との距離は、１ｍ程です。大きな音がしています。
気付かない筈はない。自分の子供だと判らない筈はない。
なのに、放ったらかしたまま、知り合いと話し続けていました。
自分にまとわりつかれなくて、楽だったのかも知れませんが、病院です。
みんな、具合が悪くて来ているんです。
そのお母さんと子供は、どちらも大して悪くはなかったんでしょうが、他の人達の事を考えて欲しかった。
自分が平気なら良い。他人が具合が悪いかどうかなんて関係ない。
他人にとって迷惑かどうかなんて、考えもしない。
自分が楽なら、それで良い。
そんな親にならないで下さい。
そんな子供にしないで下さい。
◇私が、車を運転していて、ものすごく頭に来る、バカ親が居ます。
横断歩道でない所を、子供の手を引いて渡る、バカ親です。
何を考えてるんだ！ 子供を殺したいのか!!
見る度、怒りでいっぱいになります。
ずっと横断歩道が無い所なら、仕方ありません。
でも、建物、２、３軒分くらい先に横断歩道が有るのに、見えているのに、違う所を渡っているんです。
大人だけなら構いません。
判断は出来るでしょうし、それでもし事故に合ったって、本人が悪いんですから。
でも子供には、自分の事を棚に上げても、
『ちゃんと横断歩道を渡りなさい！』と、教えるべきです。
違う所を渡っている人を見たら、口を拭って、
『ああいう事をする人は、バカな人だ！』と、教えるべきです。
子供だって、幼稚園や小学校に通うようになれば、親が24時間、一緒に居られる訳じゃない。
子供だけの時、親が手本を見せたように、横断歩道でない所を渡って、交通事故に合ったら、どうするんですか！
それとも、子供には、親と一緒の時は横断歩道を渡らなくても構わないけど、子供だけの時はちゃんと渡れ、と教えているんですか？
それが通用しますか？ 子供がその通りにすると思いますか？
親がしてみせた事は、子供は、自分もやっていい事だと思う筈です。
子供は“親の背中を見て育つ”と言います。
お願いですから、バカな手本にならないで下さい。
人間は、世の中で起きている悪い事も、自分には起こらないと思っている所があります。
「○○さんが、癌になった」と聞いても、
自分が癌になる事や、自分の身内が癌になるとは、思わない。
「△△さんが、交通事故で亡くなった」と聞いても、
自分が事故に合う事や、自分の身内が事故に合う事など、想像しない。
「□□さんが、交通事故を起こした」と聞いても、
自分が事故を起こす事や、自分の身内が事故を起こす事など、考えもしない。
でも、絶対起こらないなんて事は、言えないんです。
自分は横断歩道を渡らなくても、事故には合わない。
自分の子供は、横断歩道を渡らなくても、事故には合わない。
そう思っていませんか？
いつ迄、そう思っていられるでしょうか…。