■多事散文■
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2001年10月22日(月) 呑んで呑んで呑まれて呑んで

土曜日は会社の歓送迎会があったのですが、主賓の1人の予定が大幅に遅れ解散したのは夜中1時半。大阪から通勤してる人は終電なんてとうの昔に終わっちゃってる時間帯です。
そこそこ近ければ奥さんに車で迎えに来てもらうという手段もありますけど‥‥なかなか大変ですよ。

で、うちの営業所には今年3月に大阪から異動でこっちに移ってきた営業のH主任という40代なかばのおじさまがいるのですが‥‥見るからに気が弱そうな方で実際半端でなく気が弱い。
なんせ営業先から事務所に電話かけて来ても↓の調子。

「‥‥あっすみませんっ(何で謝るの)、
 あっあのっあっH、Hですううう〜〜〜っすいませんっ
 あ、あのっ先程のお客さんの件なんですが、
 お、おっけー頂けましたんで、製作の方に送っておいて
 頂けますでしょうか〜〜〜?すいませんっ」

‥‥何で自分の営業所に電話かけるだけでそんな緊張してるのか。
大体何故敬語なのか。
何だか銀行のATMの機械にも謝ってそうな勢いです。

そんな全員に常に敬語を使う超絶気弱なH主任も大阪から通い組。
この日はかなりお酒を飲んでたようですが、やはりどこかおどおどした感じで‥‥結局最後の最後まで残ってますし、今晩一体どうするんだろうと心配に思ってると遅れてきた張本人のSさんが悪気なしに言う。

Sさん「H主任、こんな時間まで残ってるなんて珍しいですね?」

あんたが遅れてきたせいやんかーと皆が思いましたが、
次のH主任の言葉に全員呆然。


H主任「‥‥‥かっ、帰られへんのじゃ!
    あほう〜〜〜〜っ‥‥」
(語尾弱め)


‥‥時間が一瞬止まりました。
ああ私、この言葉聞けただけで参加してよかったと………
言った次の瞬間には“あっすいませんっこんなこと言っちゃってすいませんっ”と言いたげに小さくなっちゃってましたが。

いやあ〜お酒ってすごいですね!

や、その後H主任は同じく大阪から通い組のM田君を迎えに来たM田君の奥さんの車に一緒に乗せてもらってめでたくお家迄送ってもらえたそうです。ああ良かった良かった。


まあそれにしても大抵会社なんかで飲みに行って
「すいませんそろそろ私帰り……」と切り出すと
「まだいいじゃないですか」という話になりますよね。
この日もその調子で。
「や、でももう1時過ぎてるし〜」
と言うと営業のU林君が意味不明なことを言うですよ。

「大丈夫ですって!コバヤカワさん実家やから平気ですって!!!」

  じっ、実家やからあかんのじゃ!
       あほう〜〜〜〜っ‥‥!


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