2005年03月03日(木)
あの角を/「大変やで」。



あの角を曲がろうと思ったのは
これから向かう行き先への
ただ単に近道だったから

そこが
彼との 以前の待ち合わせ場所だったこと
気付いたのは曲がってから


一昨日メールしたんだけどな
またタイミングが悪かったか



・・・・・・・


先日の あの長かった研修期間のおかげで
奥方のご機嫌がまだ斜めなままらしい
会社の歓送迎会にも行けなかったなんてね

「もー大変やで」

                    「初めて聞いたよ 
                     キミの口からそういう言葉」

「そうか?」

              「だって『大変だね』って言うと
              『そうでもないで』って返してたじゃない」

              「遊びではなく研修で上京していたのにさ
               寂しかったのは自分だけではないはず
               ・・・とは思わないのかな」

ここまで言って

「これ以上は悪口になるからやめる」

と言うと キミは笑った

とても気遣う人だけど
苦にならずに奥方に接してるのかと思ってたんだ
よく送っていってあげたりしてるもんね

「嫁はん 運転出来んねん
 ・・・あ!それや!!」

だからどこへ出掛けるにも自分がついて行くことになる
それが当然のことになっていたらしい


心のどこかで
やっぱり大変だと思うことがあったんだね
ちょっと安心しちゃった