2001年12月06日(木)
あなたの手わたしの手。



いつもは温かい私の手
あなたの車へ急ぐ間に完全に冷えてしまった
その手を両手で温めてくれた
大きな手に包まれるのって
なんてしあわせな気分

あなたに口紅の色が移らないか心配しながらのキス
昼間逢う時は
夜のデートよりも少し濃くつけているから

今日は雨の鎌倉へ

大きな水たまりを飛び越さなければならなかったとき
先を歩いていたあなたが
すっと手を差し伸べてくれた
これってうれしい瞬間ね
私のことを考えていてくれるってことだもの

いつか笑ったことがあったよね
でこぼこした土手を苦労して登る私のこと
振りかえりはしたものの眺めてただけのあなたのことを
まだ手をつなげなかった頃だから
仕方ないと言えばそうなんだけど

「普通は手差し出すよね」って笑いあった
その日から実際手をつないだ日まで
どのくらいあったのだろう

あなたの横顔を
こんなにしみじみ眺めたのは久しぶり
逢うようになってしばらくの間見ていた横顔
(というか私が照れて横顔しか見られなかった、が正解かな)
今見るのは
薄暗いライトに照らされた、正面の顔
やっと見られるようになったんだよ、私




昼間のデートを終えてから来るこのギャップ
ものすごいものがある
初めはそのギャップがイヤだと思っていたけれど
その違いもまたいいものなのかなと
考え方が変わった


また連れていってね