「足のケガは大丈夫? たいしたことなくて良かったね」 ここまでは言えた でも 「治るまでデートできないの?」 とは聞けなかった
仕事中にケガをおった彼 安静にしてるよう言われたらしいけど それでも仕事してる今日 デートはきっと完治してからかも
昨夜 日記を書き上げたあと ものすごい孤独感に襲われた ブルーなんてもんじゃない 息苦しくてカラダに力が入らない
Jがチャットにいた 「ゴメン、今私、苦しいんだ」 細かくは言わなかった
Jが言う 「ボクが包んであげる」
このセリフは何? どこからこんな言葉が出てくるの? 何だか白々しく思えるような言葉が その時の私には 救いの言葉に聞こえた
涙が出てきた
彼とJとの大きな違いはここだ Jは女のコ慣れ(?)しているから さらっとそんな言葉が言えるんだ
男の人は照れ屋だから 例えば好きだと思っていても 口に出さない人の方が多いよね 彼も夫もその中に入る
Jがいつか言った 「思ったことを口に出して言う方が 相手にストレートに伝わるでしょ?」 会社の女の子が着ている服を誉めたりする人なんだって
気分的にそれ以上チャットできなかったので 包まれたまま寝た
今日のお昼休み Jから電話が来た 「今日は大丈夫?」 あなただって忙しいのに
J ありがとう 今日はあなたに対してその言葉しか出てこない
彼と逢えないツラさから来た孤独感を Jに癒される
ひどい女だ あたしは
|
|