竜の爺の戯言日記
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2006年01月21日(土) |
>勃興す世界眺めず晩酌は 矢張りビールと雪見の露天 |
1月も半ばを過ぎて20日であるが、2006年は竜の爺の予想どうりに混沌とした社会体制の矛盾が噴出してくる年であろうと予感させる出来事が次々と現象として現れる。その一つがアメリカ資本家の覇権的世界各国制圧に対する反動があちこちで持ち上がるだろうという予感であり、この究極の一点が増幅されて、それらとはまるで関係が無いと思われる事態も勃興するだろう。その一つが最近のホームページ容量貸し出しのサイトの度重なる停滞がある。gooもgooサイト宛にメールアカウント宛スパムメールの大量受信が流れ込み、アドレスをクリックしても繋がらないでイライラする人間が多くなるだろう。楽天は19日20日 と社員は血眼になって復旧作業に追われていたが、これはライブドアのサイトの変調に攣(つ)られて影響を受けたもので、海外個人投資家の一斉アカウントによるものだ。at 2006 01/21 04:54
大して用事も無い個人的ホームページにとっては、繋がりにくい時間帯の黄金時間を外せばなんでもない事態だが、ホームページに重点を置いた営業方針を持っている経営者や会社にとっては、この繋がりにくい現象が利益を左右すると有って、ホームページを置いているサイトの変調は目が離せない。さらにはこのサイトの変調で発注者の注文が翌日遅配となり、即決を条件としている生産者及び市場の状況とのコンタクトも取れず、流通の形態に不安定の要因を作ることになる。東証のダウンなどは経営者のシステムの不理解が根源で、想定外を理由付けする経営トップに座った人間の頭脳老化を十分に察する記者会見のコメントがあって、各国の証券システムエンジュニアの失笑を買っている。コンピューターの制御は何もウイルスばかりではない。
アメリカ畜産業界の支持基盤を持つブッシュ大統領の子飼いを自称してはばからない小泉首相が、米国産の禁輸措置を12月の暮れに輸入再開に切り替えたとき、アメリカ畜産業界が日本に送りつける肉はアメリカ国内で販売できない肉が混じるに違いないと竜の爺は書き込んだが、幕の内が開けたらすぐに牛海綿状脳症(BSE)対策で除去が義務づけられている牛の脊柱(せきちゅう)(背骨)が20日、成田空港で検疫手続き中の米国産牛肉から見つかり、この報告を受けて政府は即日、再び米国産の禁輸措置(輸入停止)に踏み切った、という知らせがあるが、お粗末な芝居を眺めるようで、素人に粗筋を見られるような成り行きを小泉首相はなんと説明するのか。
1月13日に中川農水相は訪米してジョハンズ米農務長官との親密な会談で、対象を生後20カ月以下の若い牛に限定したうえで、特定危険部位を米国側で取り除くことなどを条件とした日本の牛肉輸入条件を、生後30カ月まで緩和するよう強く要請されて帰国している。アメリカの畜産業界にとっては日本の2年間の米国産牛肉禁輸期間中に豪州やニュージーランドが販売勢力を伸ばした日本市場を取り返すため売り込みに力を入れている。第一位はアメリカで無ければならない、という主張は分かるにしても、だから腐った肉でも買えという傲慢な態度に小泉首相はなんと答えるの見ものだ。さらに現地に検査官を派遣して日本へ輸出する米国産牛肉は総て検査する、という建前になっていたはずだが、日本は有能な検査官を現地に派遣していなかったのか。
国連への日本の負担金の削減をすべき時代に入っている。安保理のテーブルなど用は無い。戦後から日本に駐留し続けるアメリカ軍事基地の縮小と、全面的に負担する維持管理費の撤廃というこれまで受け継ぎ続けてきた構造の改革には決して手を出さないまま小泉首相は任期を終えるだろう。日本国内での米兵の事件は幾度も起こるし、そのたびに遺憾の意などと言う無責任極まりない言葉を乱発するだろう。そのじけんのあった神奈川県の横須賀基地を拠点とする米海軍第7艦隊の旗艦ブルーリッジ(満載排水量1万8372トン、約1000人乗り組み)が20日、長崎県・佐世保港に入港したが、事もあろう事か、空母キティホークの乗員が強盗殺人容疑で逮捕された事件に触れ、「『雨降って地固まる』のことわざのように、これを機に一層日米友好を深めたい」とバートコスキ艦長は記者会見でで述べている。事件の本質を何も考えないアメリカの日本人蔑視が十分に現されている記者会見だ。
勃興す世界眺めず晩酌は 矢張りビールと雪見の露天
気象庁の予想どうり、雪・・・今日は市の社会学級新年会がある。それまでに道路が復興すればいいが。at 2006 01/21 05:50
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