竜の爺の戯言日記
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2005年03月18日(金) 100年の明かりもランプ火をつけて 闇の世界の怖さ克服

今、日本上で一番盛り上がっているところと言えば愛知県。当地の人がそんなに思わなくても、そんな雰囲気にしよう、国家的事業なのだと思わせようとしているのが例の愛知博覧会。そしてこの事業にあやかろうとしているのが全国の観光事業所で交通関係や宿泊施設も対策に大童だ。なにしろここ数年沈滞気味にある日本経済界、日本の景気も、底が見えたとか、上昇気配だとか言い続けてきた政府の経済予報も5年間裏目続きで恨めしく思っている人も多い。なんたって、ここ3年小泉首相になってから自殺者が年間3万人と言うのだから、背策の無い政治の閉塞感は根強いと思われるし、さらにペイオフなどと言う金融機関無責任制度を公然と国民に押し付ける貞節の無い自民党&公明党政治。自分たちが作ったざる法と言われる政治資金法に違反する容疑で派閥金庫番が逮捕されても、まったく浄化させようと言う意思がない。こうした政治体制に対して国民は何が出来るのか。

だからこそ、ひとつ遊びと息抜きに「愛知博へ」と言うわけではないが、このために山河を掘り崩し山、森林を切り開いた宴の後のこの地区はどうなるのか、誰も予測を出していない。悪影響を声高々に唱えれば反逆罪に均しいという雰囲気があって、とても声高に叫べないらしい、環境の科学者たちも。ましてや愛知博覧会を煽っているメデアとしては、そうした声があったとしても、マスコミ関連事業者たちに取り上げるなどと言う企画は到底生まれない。なにしろこの事業にあやかろうと言う魂胆が前提なのだから。

明治村は3月12日(土)より愛知万博の開催を記念し、100年前の明治中・後期の日本を様々な形で体験させようという『百年前*体験博』を開催する。愛知万博開催記念と言うことで、あやかろうと言う気持ちにはそっぽを向きたいが、生活・乗物・グルメ・ニュース・イベントなど様々な内容の100年前を体験させようという企画で、たった100年の間にこんな生活になってしまった日本の現代の生活の無駄を知るにはいいのかもしれない。なお3月18日は明治村の開村記念日で40周年を記念して当日の来村者は全員100円で入村出来る。この100円という金額は40年前の大人入村料金。ここには昔の名建築が沢山集められている。建築を志すものは一度訪れておくべきだ。建築学を支える建築職人の技と工夫が学べれる。



100年の明かりもランプ火をつけて 闇の世界の怖さ克服

来てみれば入鹿の池波立たず 富士を映した童のときに


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