moonshine  エミ




2003年11月07日(金)  フラッシュさん、スモーキン・ブギ、ギターパンダ、騒音寺

 何ヶ月も前から待ちに待っていたこの金曜日、
 ビブレホールでのライブのメンツはタイトルのとおり。
 哀しみを知ってるゴリゴリのロックバンド4つの競演です。

 最初のフラッシュさんが始まるちょうど瞬間に、ハコに入れた。
 やる気を出せば(つまり、仕事にやる気を出さなければ・・・)6時スタートだって間に合う今の私だ。
 ライトを浴びて歌うフラッシュさん、久しぶり。
 やっぱりエレキとライトが似合う。アットホームなところも似合うけど、大きな声で歌える場所でもたくさん歌って欲しいと思う。
 選曲も好きなものばかりだった。
「朝食が遅すぎた夕暮れ」「してやったり」「裸になりたい」「覚めた夢」「ホリデープリンターズ」・・・。
「茶渋」がどんどんかっこいく思えてくる不思議さよ。
 とにかくあちこちでやたらと胸打たれた。
 最後の「ベイビー」、聞くのは二度目なのにやっぱり泣いてしまう。
“幸せの意味もわからず 幸せふりまいて” 赤ちゃんの愛らしさってほんと、それだよなあ、と思うし。
“悲しいことがあっても 僕は何もしてあげられないよ
 ひとりで生きてかなきゃいけないんだよ
 (でも)ベイビー ベイビー おまえはいい子だ いい子だよ
 僕がだめな分 いい子だよ”
 というような(だいぶ違ったらごめんなさい)という歌詞のところが、
 ほんとに涙腺にくる。あまりにもフラッシュさんらしくて。
 そのあとの、
“迷子にならないで 探すのはこっちだよ
 でも帰ってくるのもこっちだよ”
 みたいな歌詞のところも。

 スモブギ、久しぶりに見る。
 ビブレホールの“気の薄さ”みたいなのが何だか気になる。
 いつ見てもかっこいい三人、いつ見ても決まってる演奏なのに。
 あんなに早口でスキスキ言われたら、笑っちゃう。でもイチコロでやられるなあ。
 シマゼンさんて歌うとき割舌がいい、というか、歯擦音がかっこいい。ロックボーカルだと思う。

 ギターパンダ、やっぱりノリオさんの声は本当に素敵だ。
 ワイルドなライブだった。
 でもギタパンは、ゆっくり時間をとって見たほうがいい気がする。
 カルピス・プレスリーの歌は、エロいよなあ。
 引かせたいのかしら、って思うくらい。私ひかないけど。
 整形の歌、どんよりした曇り空でも〜、という歌、サイコー、
 の三つが特に好き。整形なんて、って歌は泣ける。

 騒音寺、もう言いきれないかっこよさ。
 ナベさんに出会えたのは人生の喜び。
 いやもちろん出会っているのはこっちだけ。
 ここで飛んで、ここでパフパフ言うのを鳴らして、ここでこう言って曲に入って、
 というのは多分だいたい決まってるんだろうけど、
 そういう意味でナベさんは舞台に立つ役者だと思う。
 同じことを各地で、いつもいつでもかっこよく見せて、日常を忘れる世界に誘ってくれる。
 圧倒的な存在感。
 
 閉店まぎわのボンラパスで、翌日のための買い物をして帰る。
 家に帰り着いたあとでなければ、打ち上げのお誘いに、財布も省みずフラフラとついてってただろうなあ・・・。
 11時過ぎ、エツやんがうちの下まで届け物にくる。
 降りていくと人影は二つ。
 かしわいさんが通りかかっていた。
 ヌードモデルや共産党についてなど、
 ツッカケをひっかけた足が冷えるまでひとしきり話し込み更けゆく秋の夜。
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