moonshine  エミ




2003年11月05日(水)  久しぶりの雨

 しとしとと、よく降っている。
 予報は当たると踏んで、今朝はバスで通勤していた。
 仕事も早く終わり、またバスに乗って帰る。
 駅のスーパーで買い物をして、傘をさして、少し歩いて帰る。

 今日は鮭でも焼こうかな・・・と昼間からぼんやり思っていたら、
 ちょうど安かった。「広告の品」とシールが貼ってあった。
 しめじとにんじんを炒めて周りに散らして、
 先に作っておいた小松菜とおかか炒めと一緒に、
 炊きたてのごはんでいただきました。
 週末から外食やらインスタントやらが続いていたので、
 簡単なものでも自分で作ると、とてもおいしく感じる。
 それでもまだ8時。
 
 少し書き物をする。
 添削してもらうもの。
 なんだか緊張するけど、うまく書こうと思ったらだめね、きっと。

 お風呂にお湯をためて、からだ半分、ゆっくり浸かりながら、本を読んだ。
 汗をふきながら。
 小沢征爾が若き日の外国での日々を書いた、『ボクの音楽武者修行』。
 心も躍る冒険譚である。
 いい音楽環境の家に生まれて、少年のころからいい先生について、
 という恵まれた部分は確かにあるのだろうけど、
 一流になる人って、やっぱり若いころから気宇壮大というか、すごい。
 磊落だけど、自分を安売りしていない、
 自分がモノになるかならないか、まだ判然としないころから、
 何年か先まで考えて行動しているのがかっこいい。
 ケチケチしてちゃ駄目なのね。

 さて、予告どおりに、ここから少し、しん氏とのことを。
 え、いつ予告した?
 って、しんちゃんに予告してたんです。今日きみのことを書くよ、って。ははは・・・。
 
 19歳の11月初めに、しんちゃんと恋人になった。
 てことは、7年目。
 心が離れて距離をおいた時期もあるにせよ、若い私たちにとっては長い年月です。
 まさかこんなに続くおつきあいになるとは、そのときは思わず。
 20歳のしんちゃんも、22歳のしんちゃんも、25歳のしんちゃんのことも良く知ってる。
 しんちゃんも、私のことをよく知ってるね。
 それはとても嬉しいことです。
 こんなときにどんな反応をするか、あんな声をしているとき、どういう気持ちでいるのか、だいたい、わかる。
 だけど時々、ハッと驚くようなことを言ってくれる人。
 
 とても忙しく仕事をしている君で、なかなかすれ違ってる日々ではありますが、できるだけいろんなことを伝え合いましょう。君のことがいつも頭にある。心配したり懐かしく思ったりしています。今も、一人で家にいると、学生時代の箱崎のアパートのときのように、ガチャガチャッと鍵が開いて、靴を脱ぎ捨てた君が部屋に上がってくるんじゃないかと思うときがある。バイトを終えた君が先に帰っている私に電話をかけてきて、「ビール買ってこようか?」と言ってくれたら楽しいな、と思う。それがないのはとても寂しい。愛知に行くのは心細いから、やっぱり君が福岡に帰っておいでよ、なんて思ったりもする。でも、きっと行くでしょう。その日までお互いに楽しく過ごしましょう。もっともっと大人になって、一人じゃ駄目だから二人でいよう、ではなくて、一人も楽しいけど二人だったらもっと楽しいな、という感じで一緒になる、そんな日がきたらいいなと思っています。
 
 いかん。酔った。こんな薄い焼酎に、一人で。

 久しぶりの雨は落ち着くなあ。





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