moonshine  エミ




2003年10月26日(日)  ひとり海の日

 再びのブロードバンド化。しかも、レベルアップしてみたよ。
 光ふぁいばぁです。
 25日ぶりのさくさくネット生活ーーー!
 
 自転車に乗って出かけます。
 いい天気の博多埠頭。
 風が強い。
 水面だけがきらきら、風につれさざめいているようだけど、
 波立ってはいない穏やかな海。
 ベイサイドプレイスのほうにまわると、小さなフリーマーケットをやっていた。
 ふむふむ、と見てまわり、目に留まったカーディガンを一点購入(だって100円ですよ奥さん!)
 そして、向かいのお店でもう一点のブラウスを見ていると、
「あのー、違ったらごめんなさい・・・」
 と、商品の向こうに座っている女の子が、おずおず声をかけてきた。
「○○高校の・・・」
「・・・! しのちゃん?!」
 出店者のひとりが、高校のときの友だちだった。
 卒業して初めて会う。なつかしく、ちょっと立ち話。いや、座り込んでたか・・・。
 安くしてもらって、購入。(だって300円ですよ奥さん!)

 舳先を(←自転車の)少し内陸に戻して、初めて行くKBCシネマで、映画を見る。
『クジラの島の少女』。
 ポスターの女の子のあまりのきれいさに、前売り券を買っていた。
 ニュージーランドの映画。出演者にはマオリ族の人も多数いるらしい。
 奇跡、奇跡とその二文字を謳った宣伝文句があちこちで目についていたけれど、
 思っていたよりもずっとリアルな映画だった。
 少しだけのスピリチュアルな味つけが、いっそう神秘的。
 何度も泣いてしまった。
 映画が終わるころには、マオリの民族の歌が、耳にすごく気持ちよく響くようになっていた。

 いつか海へ還る日がくる。

 でも、まだしばらくは陸地にいさせてね。
 天神まで戻って、買い物あれこれ。
 きょーうはいろいろ買いましたよー。
 鍋敷き、保存用びん、なんて100円系のものから、
 お姉ちゃんの誕生日プレゼントにニット、自分のコートまで。犬も。
 お金に、羽。

 そして夜ごはんは当然、海の幸なのでした。

 作りながらのBGMは、『島の娘』(くじら)
 いいね、いいね。
 聞けば聞くほどにロックだなぁ、くじら。

 途中、よく切れるフランフランの皮むき器で指の皮をさくっとめくったり、
 買ってきた耐熱容器がオーブンより微妙に大きくて入らなかったりと、
 紆余曲折ありながらも、おいしい真鱈のグリルができました。
 ピーマンとたまねぎ炒めを、散らしてね。
 味噌とマヨネーズをまぜたソースをちょっとだけ煮立てて、全体にかけてね。
 じゃがいもとたまねぎとほうれん草のおみそ汁もね。
 おいしかった。自分でつくると、食べ過ぎるかも。


 元気な私とは裏腹に、(でも私も今月、仕事ではずいぶん泣いた)、
 しんちゃんが最近、落ち込みぎみだ。 
 そういう時期に入ってしまったんだろうなー、と思う。
 かわいそうだけど、何かしてあげたいけど、
 結局だれだって、自分の気持ちは自分で面倒をみるしかない。
 どんなにそばにいたとしても。
 浮上するきっかけは、案外小さなものだったりする。元気を出して欲しい。
 確実に言えるのは、つらいときにつらい顔ばかりしている人のそばには、誰も行きたくないってこと。
 笑える強さを。





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