moonshine  エミ




2003年06月11日(水)  音楽の生まれるところ

 まずは、メガネロックフェスのライブ映像を見てくれたみなさま、
 どうもありがとう!
 帰宅してネットに乗ると、たくさん感想の書き込みがあって、
(自分で呼びかけておいてなんだけど)驚きました! 
 ほんとにほんとに、ありがとー。
 楽しんでいただけたでしょうか? いただけましたよね?!
 遠くに住んでいる方々にも見ていただけてすごく嬉しいです。

 ライブハウスで地元のミュージシャンたちを見てはいつも刺激を受けてます。
 すばらしい音楽たち、それに触れるとき、
 たくさんのお金や技術や頭脳を集めてつくられるメジャーの音楽と比較することはあんまりなくて、
 むしろ比較する対象は(恥ずかしながら)自分だったりするのです。

 音楽をたくさん聴くと、なんとなく、わかるようになります。
 あーこのバンドはあの系列だな、とか、音がどうだとか、あーだとか、
 分析できるようにはなっていく(気がする)。
 でも、にわか評論家になっていく自分と、
 アマチュアでも音楽をつくって発表してる人たちには、決定的な隔たりがあるわけで。
 
 自分たちがやりたいことをやって、伝えられるようにすごい工夫をしてます。みんな。
 音づくり、歌詞、演奏、MCだって、衣装だってそう。
 はじまりは模倣でも、試行錯誤しながらでも、
 みんなもっといいものを、もっと楽しいものを、響くものをと、音楽をつくり、ライブをやってる。
 全然、受身じゃなくて。
 そんな中、100万人に聞かれるような音楽家になるひとは、本当にほんの一握りなのだろうけれど、
 そうやって、目指す方向にいちずに楽しくひた向きにやってる姿に、胸打たれずにはいられない。
 よくもまあ、こんなに心のドアをノックしまくる表現ができるもんだ!
 と思うバンド、ミュージシャンがたくさん。
 音楽に限らず、何かを生み出そうとやってる人は、本当に魅力的。
 ささやかな暮らしの中で生み出されていく素直なものにたくさん触れながら、楽しみながら、
 私もいろんなことをやっていきないな。

 そうそう、
 パソコンで見ると、どうしても音数が多いと聞きづらいとこがあるみたいで、人数が多いバンドのほうが不利みたいなんだけど(笑)
 私が日記でも何度もプッシュしてる「魚座」、もうちょっと聞いてみたいなーって思う人がいたら、
 ぜひ彼らの公式HP「ときめき2003」も見てみてね。
 ほかの歌も聞けます(音質はやっぱり、あんまり良くないけど・・・)
「海」がわかりやすいかも。
 歌詞もたくさん見られます。
 すごい世界観ばかりです。

「二人乗りのバイクはゆれて
 お前が落ちないか心配なのに
 お前は頭を揺らして
 下らぬはやり歌歌ってる ああ

 やさしい音で車の流れが追い抜いてゆくよ
 時速40キロでおれたちどこまでゆけるのだろうね
 さっきお前が口ずさんでた歌 口笛吹こうとしたけど
 俺はもう わすれてしまったよ

 二人して僕らは出かけた 雨上がり道路の輝く夜に
 お前は涙を浮かべて 終わりのない歌歌ってる
 ゆらゆらどこまでゆけるのか」

『夜の二人乗り』より。
 バイクという密着した乗り物で一緒に走っているのに、
 このどうしようもない断絶感。
“くだらぬはやり歌”を歌いながらも、女は涙を浮かべている。
 初めてこの歌を聴いたとき、ほんと、撃たれたようになりました。
 こんなに悲しい、轟音の世界。
 
 メガネロックフェスティバルのライブ映像も、まだ見てない方は、ぜひ見てみてね。
 昨日の日記に、映像が見られるサイトのリンク貼ってます。
 出演バンドはほかにも、あと4つあります。
 こちらもライブ映像がアップされ次第、日記で報告したいと思いまーす。

 さて、今週末に話題の「マトリックス リローテッド」を見に行こうと思っていまして、
 今夜はその予習のために、友だちの家で「1」のビデオを見てきました。
 いやーなかなか興味深かったです。
 こちらの感想は、また明日にでも。





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