moonshine  エミ




2003年05月17日(土)  エログロB級演劇(?)『化わりもの』

 お休み。うーん、休みはいいですな。うんうん。
 天神へ。バッグとサンダルを買う。
 
 夜は劇団GIGAの演劇『化わりもの』を見に行く。ちーちゃんが誘ってくれた。
 ワンコインシアターと銘打っての、500円で見られる企画の第一回だったらしい。

 開演ギリギリに入ったら、小さな会場はお客さんでいっぱい。
 用意されていたパイプ椅子なんかとうに満席、
 小さくしつらえられた前の桟敷席もギュウギュウ、
 私たちは急遽置かれたらしい小さなハコ椅子に座った。立ち見まで出ている盛況ぶりだ。驚く。
 客席の真ん中あたりの私とちーちゃんの椅子の間には、
 立派な青年の年の男性がテレンとしたTシャツに短パン、
 野球帽を反対にかぶって、床に座り込んでいる。
 なんと、すっぱだかのバービー人形を弄びながら。
(ハハーン、役者さんなのだな・・・)と興味津々。
 音楽は、アコギとちょっと変わったドラムセットと、おもちゃのピアノや笛での生演奏。

 内容はといえば、エロ・グロ・ポップ・ナンセンスなB級ホラー(宣伝文句より)。
 ばかげてて(←ほめことば)、迫力あって、かなり面白かった! 
 役者さんてスゴイ! ちょっと衝撃だった。
 こんな世界もあるのね。こんなことしてる人たちもいるのね。
 いろんなところでいろんな人たちがいろんな活動してるんだねー。
 
 暴力やセックスの描写も多いんだけど、からりとユーモラスでありつつ、たっぷりの皮肉がふりかけてあって、ハハッと笑いながらうーむ。と思わせられるような感じ。
 ホラー、というほどではないけど、ちょっとオドロオドロしかった。
 ちーちゃん曰く「狂気の沙汰」。この言い方にも笑ったね。
 自分の都合のいいようにしか他者と交われない人たちの話。
 でも、それを責めるとか憂えるとか批判する雰囲気はなくて、とにかくおもしろい。
 ただ、心の隅で「これって他人事のように笑える?!」とちょっと自問しちゃう、そういう心の動きって普段はあんまりないことだから、すごく新鮮。
 おもしろかった。また見たい。かなり、良かった。ハマるかも。
 お父さん役の人、かっこよかったしなー。

 そうそう、この人たち、今度自主制作の映画を公開するらしいのだが、その仮題が『メガネッ子フェスティバル』。
 メガネを好きな人も多いんだな〜とニヤリ。
 わたし、再来週、メガネロックフェスというイベントに行くのです。

 お芝居には全然くわしくない私なのだが、偶然というのは重なるものか、来週も見に行く。劇団SAKURA前線という人たちの。これも楽しみ。

 そしてちーちゃんと大名の「虎夢」でごはんを食べる。ここはいい店。料理は凝ってておいしいしかなりこじゃれてるけど、おしゃれ感を主張しすぎてない感じが好き。
 『月の中』(宮崎・芋)を飲み、次にお気に入りの『山ねこ』を・・・と思ったら、今日は山ねこはありませんと言われたので、『山せみ』という米焼酎にした。飲みやすい。
 一時期は日本酒に流れてたけど、この頃はまた焼酎が好き。おいしい。
 ちーちゃんの最近の活動は一部予想どおりで、一部は予想を超えたもの。いつでもわが道をゆく友だちの一人だ。





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