moonshine  エミ




2003年04月01日(火)  明日に薔薇を咲かせよう

 朝の満員電車からホームに吐き出されて私が最初にすることは、MDウォークマンの音量をギュイーと上げること。
 イヤホンからカシャカシャ洩れる音は周りの人に不快感を与えるはずなので、密度の高い電車の中では音を絞っている(良識人。←ってヤな響きね。)
 すると、車両のドアが開いた瞬間から、全く聞こえなくなるのだ。
 足音だとかアナウンスだとか向こうの発車ベルだとか。
 駅ってほんとウルサいよなーと思いながら、なんとか音楽の世界に帰ろうとする。ささやかでしつこい逃避?
 そんな日々も今日から3年目。新年度です。

 心機一転、襟を正して迎えるべき日から、監査。
 実査の日。
 会社中のいわゆる「現物」、小切手とか手形の耳とか、ほかにも領収書とかアレとかコレとかをことごとく差し出してチェックされる日。まったく、すがすがしくない。
 決算にまつわるエトセトラは、6月末まで続く。私たちにとっては、それまで新しい期は始まらない。ゼエ。
 はりきっていきましょう。
 ゼエ。
 
 そして新年度早々から過ぎた日を振り返ってみるのだが
 しん氏とのお別れが近づいてきて時々ウツウツとしてた時期、(といっても二週間くらい)
 こんなに悲しくかわいい気持ちを(どちらかが先に)すっかり忘れて、いつかさっぱりコンビ解消しちゃったりするかもしれないんだよなーと思ったものだった。
 人間の気持ちなんて、なんてなんて、あてにならないもの。
 そういうことを思うときがいちばん悲しいかも。
 でも、忘れたりなくしたりするのも、健全なんだろうねきっと。
 この世のものは何でも、来やすく去りやすい。それでもいいさ。
 なーんて、いざその場になったらとても思えないだろうけど、そう書いておく。





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