moonshine  エミ




2003年01月24日(金)  道のり、道ゆき。

 なんとなーくパッとしない、というその理由が、わかりかけてきた気がする今日この頃。
 そう、これは・・・靴が窮屈になってきた、とでも言おうか。
 いや、これはちょっと、自分をごまかしてるたとえかも。
 逆に、皮を剥いて顔を出したい、という感じか・・・?
 でも、皮は厚くて、剥いたらちょっと痛そうだし、痛いのはイヤだし、
 なんだかんだ言ったってこの皮はぬるま湯のようにあったかいし、
 でも、皮を剥かないとほんとに気持ちよくないし、膿がたまってそうなんだよなぁ、みたいな。
 そんな感じ。なんのたとえだ? 笑

 さて、今夜はJAJAでライブを見ました。
 フラッシュバック9。
 一ヶ月ぶりなんだけど、何だかちょっと、「よっ、待ってました!」という気持ち。
 そして、すごくいいライブだった。
 受け止め方、って部分もあるかもしれないけれど、今日は本当に良かった、と思う。
 彼らの、明るい感じとちょっと内にこもった感じ、キレる感じ、どれも好きで。
 フラッシュバック9、これだから好きなんだよなー、というとこがいろいろ、見られた。
 あッ、ここの音のためにライブを見に来てる・・・という箇所が、いくつもあった。
 久しぶりの気がする「のびたの決意」と「鳥飼」、じんときた。

 鳥飼・・・。
 かれこれ4、5年前にもなりますが、連れのしんちゃんは鳥飼の片隅に住んでおりまして。
 「おしゃれ」とか「きれい」とかいう言葉からはとんと程遠い、日当たりが悪く冷暖房もなく散らかってて万年床の部屋でした。学生街からは少し離れていて、夜は静かで暗かった。
 でもそこでいろんな時間を過ごした。盛り上がったりつまらなかったりケンカしたり、あったまったりした。あぶく銭を稼ぐ日々。かなりすさんだ気持ちがあった。しんちゃんとも、よくも悪くも濃密だった。
 うーん、青い時間!!
 しんみりそんなことを思い出しながら、聞いてた。

 私にもみんなにも、これまでそれぞれ歩いてきた道があって、
 これからも続いてく。坂をくだったり上ったり。
 ただそれだけのあたりまえのこと、嬉しいことも悲しいことも。
 変わっていくことも。

 さて、いつものステージ衣装を脱ぎ捨てたフラッシュバック9の三人は、ちょっと男っぽく見えた。
 首に巻き物(?)をしてることが多いフラッシュさんのむきだしの首が案外たくましいことに気づいた。
 腕も。
 えっと、男の人の体でどこが好き?というアンケートをすると、たぶん「手(てのひら)」とか「背中」という答えが多いような気がするけど、
 私は首と腕が好きです。セクシーだよねぇ。腕も、力こぶの二の腕より、むしろ、肘から手首までが好き。変かな?

 次、ボボデリック。
 濃い〜! こゆかった。
 長身で痩せてて、真っ黒で背中まである髪にバンダナぐるりと巻いたギターボーカルのボボさん・・・。ああ、2003年とは思えないその風貌!
 好きな感じのこゆさ。音が重い。音がデカッ! 声がデカッ! 
 で、こゆくてハードなロックだけど、グルーブの波がぐわんぐわんと体に気持ちよい。
 しゃべりも短くていいんだよ。
「ん〜〜〜〜今年もセックスしたい、みたいな歌」
 とか言って。それで始まる歌がもうめちゃかっこよくて。
 ジミヘンの「マニック ディプレッション」を思い出すリフの曲、よかったなあ。
 ボボさんのボーカルは、ギタリストらしい感じで、こういうボーカルも好き。ギター? 当然ばりうま。音が太い。
 音で躍らせる。体に響く。
 今度、ウーララと対バンでやるって言ってた。これまたこゆそうだなあ。見たい。

 ひろのぶ氏に、ボガンボスとかアイスクリームマンとかのCD−Rを焼いてもらった!
 4枚も! ううう、ほんっとうに、うれしい。この音をずっと聞きたかったのです。
 曲名も全部手書きしてくれてて、なんかマジで感動モン。けっこう面倒な作業だと思うのに。
 何かお返ししたいなぁ。でも、何かあるかなぁ。

 ライブ後、ゆうきちゃんとお茶して、フラッシュバック9のこととか、近況や心のもやもやとかを話す。
 ゆうきちゃん、ほんとに逞しく、しなやかになったと思う。(体は相変わらず華奢だ)





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