moonshine  エミ




2003年01月18日(土)  ぺこっと空腹ま夜中

 木曜放送の「美女か野獣」第2回をビデオで見た。
 やっぱりどう考えてもベタなんだよね、ストーリーは。でも、おもしろいんだよなあ。

『夢見通りの人々』(宮本輝 新潮文庫)の読み返し終了。
 号泣の第2章以降は、比較的落ち着いた気持ちで読めた。よかったー。
 あんなに心を揺さぶられるものに出会っているのは幸せだけど、
 感情の起伏は続きすぎるとくたびれるものだ。
 やっぱり、第2章は突出して悲しすぎるよなあ。最後の一文もすごい。漱石の「坊ちゃん」を思い出す飛躍だけど、あれと違って突き放してる。
 ほんと、甘さのない小説だ。
 でも、読後感はどんよりしないのが、宮本輝の本のすごいとこ。この人の、人間を見る目ってすごすぎる。

 プレアデスで、ライブを見た。
 本日の私には最初の二つが良かった。
 ねじ式、彼らのやりたいことがちゃんと伝わって爽快だった。
 曲名が「妖怪マーチ」とかとか「菊と刀」とか。
「電卓坊や」という曲は、
 「♪電卓坊やはソロバン3級」 て歌詞で始まり、
「ハットリくん」では、「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」なんて連呼する。音もそんな奇妙さにぴったりで、おもしろかった。

 apple fish Mondayは、見たいと思ってたバンド。
 うわさで聞いてたとおり、バンド名の通りに、ポップに弾けた音楽だった。
 カラフルなポップな自分たちの色ができてて、5人編成だけど音がごちゃごちゃしてなくて、メリハリあって、コーラスもいい感じで、曲も良くて、気持ちよかった! 
「ビールコーヒー」って曲がいちばん印象に残った。こんなタイトルつけられたら、もう、ねえ? シンプルでいい曲だった。
 あと、「カフェを出た後で」ね。
 また福岡に来たときは見に行こう。
 
 CDとビデオをレンタルして帰ってきた。


 映画について、ぶらぶらネットサーフィン。
『マイノリティ・リポート』は、スピルバーグのヒッチコックへのオマージュ的部分が随所に見られる、とか、
『ショコラ』の、チョコレートショップの扉に象徴されることについての考察など、興味深く、感心しつつ、読む。  

 今日の電車本は『あとひき萬月辞典』(花村萬月 光文社文庫)。だらだらに見せかけて、ときどきズブッと刺してくるエッセイ。
 これから、一年ほど前?に買った『eメールの達人になる』(村上龍 集英社新書)を読みながら寝ます。
 明日もやろうと思ってることがいろいろあり、やる気の問われるところ。
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