moonshine  エミ




2002年12月14日(土)  that's the way love goes

 本日も天神にて飲む予定あり。

 少し一人でウロウロ歩こうと、待ち合わせ時間よりも早めに出る。
 夕方でも込み合った電車のなか、森博嗣のエッセイ『毎日は笑わない工学博士たち』を片手に開き、片手に携帯をもってメールのやりとり。
 天神について、さあ、と顔を上げると、なんと目の前に、昔の彼氏がいた。
 17さいから1年半とちょっと、付き合った人。わたしと13歳ちがいだったから、えっと、いまは・・・さ、さんじゅうなな才か・・・!

 相手は電車に乗ったときから気づいていたらしい。
 正直、話したくなかったが、なんとなく無視するのもおとなげない感じで、少し話す。おとなびたね、といわれた。大人の人っぽいそういう話し方が、付き合っているときはとても好きで、別れるときにはとてもイヤになっていた。後悔はない。とても優しかった人。決定的に過去の人。
 彼は大人かもしれないが、私はもう、ただ大人というだけの人には全然あこがれない。
 
 心が豊かで、感覚が鋭敏で考えぶかい、賢い人。
 不器用で、まだ知らないことがたくさんあって、でも二人ともそうで、一緒に歩いて行きたい人。そういう人と、もう長いこと一緒にいる。

 それがもちろんしん氏なわけだが、しんちゃんは、今夜は友だちの結婚式。私の大学のクラスメイトでもあるリョウマくんが、酒蔵を会場に結婚式を挙げる日だったのである。
 2年ほど前か、リョウマくんの彼女(=今日の新婦)と一緒に食事(酒?)の席をもったとき、私たち彼の友人は
「リョウマはこんなかわいい子とは、もう二度と出会えまい。
 奴は一生の女運を、彼女で使い果たしたね」
 という意見で一致した。
 そんな彼と彼女が、決して短くはない時間、気持ちをあっためて今日という日を迎えたのは、なんと素晴らしいことだろう! おめでとう。心からこころから、祝福したい。
 しん氏は今日も、酒蔵でお祝いのギターを弾いたはず。

 さて、私はといえば、今夜はシズラーっ子と飲み会。
 きくちんが予約してくれた大名の飲み処、よい店だった! また行きたい。
 地焼酎が豊富。いやー、焼酎っておいしいよねえ。庶民のお酒だ。
 楽しい時間はあっという間。
 いろんな恋。その結末。
 傷つけあうことを、誰が止められるだろう?
 失っても生活は続いてく。
 
 今日のタイトルは、ジャネット・ジャクソンの曲から。
 邦題は、『それが愛というものだから』。
 
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