moonshine  エミ




2002年12月06日(金)  MY・OWN・ジョウギ と、一匹の子羊

 今日で読み合わせも終了。
 おつかれさま、チームの皆さん。おつかれさま、わたし。
 もうすぐあの報告書も私の手を離れていく。
 
 今日は会社の同期会だった。
 きのうまでの頑張りのおかげで、今日は仕事も早く終わって、開始時間にはちゃんと席につくことができた。
 10月末で辞めた子もきて、久しぶりに同期全員がそろった。
 たらふく食べて、飲んで、しゃべる。楽しかった。
 同期はおんなじ時に入社して(←だから同期というんだけどサ (^-^;))
これまでおんなじ期間、働いてきた。
 でも、もう一人会社を辞めたように、入ってからの道すじは、十人十色だ。
 学校じゃない。みんなが同じ授業やテストを受け、単位を取って、おんなじときに卒業するわけじゃない。
 もう自分に委ねられている。
 全員がそろう飲み会も、もうないかもしれない。どんどん人数は減ってくんだろう。
 どうなっていくのかな。1年後、3年後、5年後、10年後。
 仲間は大切にしながら、でも、自分の道を進んでいかなければいけないな。
 そう思った。
 やっと今2年目だけど、いろんなものが見えてきた。
 責任ある立場にありながら好き嫌いで物事を動かす上司、自分のやってる仕事が一番えらいと思ってる男たち、共通の目標意識に乏しく、結局は命令されることに慣れきった会社の体制。
 
 自分のものさしで判断しなければ、流されるばかりだ。
 
 そして自分を、でたらめなものさしで測らないようにしないとな。
 他人を批判するのは簡単で、自分を戒めることは難しい。
 完全無欠な人間になんてなれるわけないけど、自分のずるさや弱さを、あとからでも、ちゃんと認識しなきゃ。
 自己批判のできる人間にならなきゃ。

◆◇◆ 
 会社では、いろいろな回覧物がまわってくる。
 部署でまわされた、とあるペーパーに、おもしろい文章があった。 

『百匹の羊が居て、99匹は社会のしきたりに従って生きていても、
 一匹の迷える子羊が出てきて、
 そんな息苦しい生き方はイヤだ、自分の感性で生きていたいと思うものです。
 人間はみな、この99匹の部分(生活)と1匹の部分(人生)を持っています。
 この一匹の部分に応えるのが芸術であり、私の場合、それが映画でした』

 とある銀行のエライ人(こういう場合、出典をきちんと明らかにしたほうがいいのかな・・・「ほうじん」というペーパーに載ってた、住友信託銀行特別顧問の、桜井修氏の言葉です)が書いていた。
 特に何も期待せずにめくったページに、こういう文を見つけると、なんだか得をした気分になる。
 99匹分の生活と、1匹分の人生、ねえ。

◆◇◆  
 今日の飲み会では、ビールにフルーツワイン、アイスワイン、酎ハイ、普通の白ワインなど、いろいろ飲んだけど、ほとんど酔わず。
 やっぱり、焼酎のロックとか冷酒って、強いんだなあ。
 ・・・・なんて思いながら、電車に乗り込んで本を開いて読み始めると、列車が動き出した。
 ら、電車を乗り間違えていた。
 いやー、おもしろいなあ、自分。
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