moonshine  エミ




2002年11月02日(土)  海に浮かんだウエディング

 なっちゃんとたけちゃんの結婚式。

 シズラー時代の友だち7人が集まる。
 うち、社員さんだった私たちのお姉さん格、さとさんには、おなかに6ヶ月の赤ちゃん。
 ドレスアップしてかわいいみんなと待ち合わせただけで、もう幸せな気持ちに。
 
 チャペルは7階。
 前面と両側面が、ガラス張りになって、海へ突き出したかっこうになっている。
 バージンロードが、ちょうど、海へ向かって歩くような形になっていて、それほそれはすがすがしく、清冽なチャペルだ。
 真っ白なウエディングドレスを着たなっちゃんが、お父さんとゆっくり、歩み始める。
 待っているたけちゃんがエスコート役を交代する瞬間、やっぱり泣いてしまう。 
 お父さんと組んでいた腕がほどかれて。たけちゃんと寄り添うなっちゃんの背を、お父さんがそっと押して。
 あ、だめだ。思い出しただけで泣けてきた。
 バージンロードなんて絶対歩けないよ、私。泣いて泣いてしょうがないよ、絶対。自分の卒業式とか泣いたことないけど、家族モノには弱いのよ。
 
 披露宴、よりちゃんが友人代表として、彼女らしい心あたたまるスピーチ。
 お料理、めちゃ美味しい!
 シャンパン、白ワイン、赤ワイン・・・ああ、しあわせ。
 今日のよき日のために、なっちゃんのおばあちゃんが詠んだ俳句に泣き。
 なっちゃんがお姉ちゃんに手紙を渡すシーンに泣き。
 新郎新婦から両親への、花束贈呈ならぬ「くまのプーさん贈呈(ちゃんとウエディングドレスと、タキシードを着てる!!)」に泣き。
 泣いちゃあ、食べ。泣いちゃあ、笑いで、忙しく。
 
 
 さて、私もお年頃になってきた女の子、こんなのを見ちゃあ、自分のときについて考えずにはいられません。
 あんまり派手派手しいのは、こしょばい(←こそばゆい、の意ですが、これって方言?)けれど、一生に一度くらい、主役になってもいいかな・・・なんて。
 自分たちらしい演出はもちろんしたいけど、オーソドックスなところを押さえたお式、披露宴、っていうのは、ひとつの親孝行だなあとも思う。
 面倒くさがりの私は、「友だちらだけで、気楽に飲み会するからさ〜」と言いたくなるとこだけど、やっぱり自分たちだけで大きくなったわけじゃないからね・・・。
「結婚式にお金かけるより、そのあとの長い生活のほうが大事だ」
 ともいえるし、
「結婚式も開けない甲斐性なしの二人じゃー、先が思いやられるよ」
 という意見もきいたことがある。
 理想は、これまでお世話になって、これからもお世話になる人たちと、いっしょに楽しめるような心づくしの催しができることだね。
 ま、本気で考えなくちゃいけなくなる日は、まだ当分来ないんだけどね。でもやっぱり、私は結婚式、しない気がしてるんだけど。というより、私なんかが人並に式・披露宴なんて、できないでしょー、という感じ。相手がしんちゃんじゃー、なおさらだ(笑)
 いつの日か、結婚式、どうしよう?て一緒に悩む相手は、しんちゃんなのでしょうか、それとも・・・? 
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