moonshine  エミ




2002年09月27日(金)  せめぎあい

 はーーー金曜日。
 急遽、先輩とビール&夜ご飯に行くことにする。
 なんだか飲みたい気分だった。(きのうも飲み会だったくせに・・・)
 いろいろ話せる人が会社にもいて、ラッキーだな〜と思う。
 仕事のこと、会社のこと、いろいろ話した。なるほどなーと、いろいろ考える。 

 私は今の自分しか生きられないので、今この状況、今この自分の感想しかもちようがなくて、それが他の人とぴったり重なることなんてない。そんなのあたりまえだけどさ。
 毎日毎日、気合充分てわけじゃないけど、私はそこそこ仕事にやる気をもってて、これからも、少なくともしばらくは、勉強させてもらいながらいろんな仕事を覚えたいと思ってる。今の会社を手放しで絶賛なんて、ぜーったいできないけど、でも会社ですごいなーと思う人、おもしろいなーと思うことってあるし、正直、どんなとこであれ、自分がそこにいる以上、毎日を前向きに過ごせるように、会社のいいところにできればたくさん目を向けたい。自分の仕事、自分がいる場所にある程度の誇りをもちたい。
 だから、「会社員なんて、つまんねー生活」なんて、会社員以外の人が思ってるふしを見ると、チクリと腹が立つこともある。
 平凡に見えたって、毎日、山あり谷ありでがんばってんだぞ! できる奴はどこにいったってできる。そういうすごい人だっていっぱい会社にいるんだぞ! 税金だって払ってるンだぞ! 世間から会社員が減って税収へったら、もっと生活しづらい世の中になるんだぞ! なんて、言いたくもなる。
 けど、自分の会社っていう一つの社会に何年も何年もいると、自分がいる小さな周囲の状況に慣れてしまって、自分と違う社会にいる人や、今の自分や自分の周囲と違うタイプの人生、変化に対して妙に保守的になって、違うものを受け容れられなくなってしまうもんだなーとも、思う。
 いまこんなふうに、考えたってすぐ結論も出ないようなことを、たびたびボンヤリ思い巡らすようなことだって、あと何年もたったらしなくなっちゃうのかもしれない。こんなもんだよ、なんて思って、問いかけることをやめちゃうのかもしれない。
 自分の価値基準が、小さな範囲でだけ決まってしまうようになるのは、いやだ。そこはまだ、私も若いんだし。自分で自分の道の幅を狭めてしまうのなんて、つまんない。
 相克、なんていったらなんだか大仰だけど。
 もっと大きなもの、高みを求める気持ちと、いま自分が立っている足元をかためたい、ささやかな毎日を大事にしたいって思う気持ちは、しょっちゅう、せめぎあう。
 こういう時期を多くの人が経験して、「そういうこともあるんだよ」なんて、何年かたったら私も達観するのかもしれないけれど、私は迷って揺れる今の自分の気持ちに忠実に、ぐるっと周りを見渡して耳すませながらも、自分で考えて生きてく。
 ぎっしり詰めて書いちった。わざとス。
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