moonshine  エミ




2002年09月21日(土)  誠意と祭りとタイトル、の、重要性

 まりちゃんは大学時代、同じ研究室だった友だちだ。
 とはいえ、研究室(というより、大学そのもの)に寄りつかない不真面目学生だった私にひきかえ、まりちゃんは今でも勤勉に大学に通っている。大学院に進んでいるのです。
 
 まりちゃんの修士論文のためのアンケート調査に答えるべく、天神で待ち合わせ。
 カフェに入って、アンケート用紙を手渡され、おいしいブルーベリースムージーを飲み飲み、記入。その後、録音用のテープを流されながら、ちょっとしたインタビューにも答える。
 まりちゃんのアンケートに答えるのは、約3回目。彼女の研究テーマについて、私もそのたびに、チラリと考える。

 詳細はまだ知らされていないが(知らされたらアンケート調査に協力できなくなるので)、「対人関係において、心ならずも相手の提案を断るときの、断り方」について調べているらしい。
「友人との約束があるのに、急の残業を頼まれたとき」
「取引先への納品日が重なって、一方を断らなければならないとき」
「体調が良くないので、飲み会の2次会を断りたいとき」
 などなどのシチュエーションで、どうやって断るかを問われる。
 
 で、私なりのシミュレーションで答えるんだけど、それで思ったのが、信頼関係を維持していきたい相手であればあるほど、人は断りの正直な理由をいうもんだな。ってこと。
 曖昧な言い訳やこじつけの理由、嘘なんていうのは、「ま、この相手には、嘘も方便だな」てときしか使わないもので、
 大事な相手には、正直な理由を誠意をもって伝えて、「ごめんなさい、今回はこれはできないけど、でも、こういう点では協力するよ」って方法で接するものだ、人は・・・と思う。自分が断られるほうの立場としても、正直に言ってもらったほうが、納得することが多いように思う。
 言いにくいことでもちゃんと言ったほうが上手くいくことが、人間関係には多いんだな、うん。などと、つらつら考えた。

 その後、カラオケに行ったり、天神をウロウロ。
 HMVにも行く。インディーズコーナーに、フラッシュバック9のCD発見。ちょうど、MDウォークマンにそのCDをダビングしてたやつが入ってたので、聞かせる。まりちゃんとは、一緒に彼らのライブに行ったことがある。今度ライブ見た後、買おうかな。と、まりちゃん、言う。うれしい。

 そして、市役所前広場のアジアンフェスティバル会場へ。
 福岡市では、9月は「アジアマンス」ということになっている。
>「アジアマンス」は、1989年に開催された「アジア太平洋博覧会〜よかトピア」で培われた友情と交流の輪をさらに広げる目的で、その翌年の1990年にスタートしました。毎年9月をメインに、数多くの団体や企業などの協力を得て、福岡市内各所でアジアの文化・芸術・学術などを中心とした、多彩な事業を展開しています。
アジアマンス公式HPより) 
 福岡の9月は、お祭りが多い。

 市役所前広場では、ほぼ一日中、アジアの国々のライブなどをやっている特設ステージと、アジア各国の屋台。音楽と食に、人々はごった返す。
 暗くなって聴くライブ。中国のステージだった。いいスイング感。屋台でタイと韓国のビールを買って帰る。今日はタイの「シンハー」を家で母親・姉と一緒に試してみる。ホップがきいていた。暑い国のビールという感じ。

 さて、今日買った本、4冊。
(お給料が出ましたので、自分への罰は、おしまい。)

「発奮忘食対談」東海林さだお・椎名誠
「日本細末端真実紀行」椎名誠
「旅々オートバイ」素樹文生
「羊をめぐる冒険(上)」村上春樹

 なんか、4冊とも、タイトルがすごく良くない?
 これ見ただけで、ワクワクしてくるよ、あたしゃ。(あたしだけ・・・?)
 タイトルって、大事だな。
 
 村上春樹の最新作「海辺のカフカ」売れてるね〜!
 春樹さんを好きな人、読んでみようと思う人がこんなにいるんだ、と思うとなんだか不思議な気がするなあ。うむ。
 
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