moonshine  エミ




2002年05月10日(金)  セックスと芸術家

 日記ネタが結構たまってきているが、忙しくてじっくり書く時間がないので今日もササッと。

 夕飯どき、「ミュージックステーション」を見る。
 と、Mr.Childrenが今日でデビュー10周年らしい。10年間の出演時のVTRなどが紹介される。
 大ブレイクにつながった「イノセントワールド」が、私が高校1年か2年のとき、私たちはまさに生粋の「ミスチル世代」だろう。
 多感な高校生くらいのときに聴いていた音楽ってやっぱり甘くほろ苦く心に残ってるもんだね。大学時代に聴いた音楽は現在に直結しているけど、高校生くらいの頃のは今とは結構音楽の趣味も変わっていたりして、「あ〜そういやこんなの好きだったな」と懐かしい。
 ともあれ、その頃は割にヒットに素直だった私(笑)、高校生のときに彼らのアルバムを4枚購入した実績を持つ。
 
 最近のアルバムは聴いてないんだけど、ミスチルは基本的に今も好き。
 月9の「アンティーク」の、“50分間に10曲以上のBGM”攻撃は、さすがにあこぎだろ〜と思って閉口したけど。

「クロスロード」でMステ初登場からのVTRを見てても、桜井さんてつくづく真面目なアーティストだと思う。
 もちろん曲には彼の好きなビートルズとかエルビス・コステロなどの影響が多く見られるんだろうし、
「ヒットすること」にこだわった時期や、
 逆に人間の内面の奥へ奥へと掘り進んで暗くなった時期、
 社会批判の色が濃かった時期など、10年間でいろいろあるけど、
 とにかく探究心が旺盛というか、「自分の音楽性」を追求していく姿勢が好もしい。

 そして、セクシャリティーの表現力。
 音楽にせよ文学にせよ演技にせよ、人間にとって、「芸術とセックス」て、古今東西切り離せないテーマの一つであると思う。
 その表現のしかたは様々で、真正面から取り組む人や、チラリとほのめかす人、ユーモラスに笑い飛ばす人、いろいろ。
 
 誰でもやってることなんだけど、ある種タブーの領域でもあるから、その表現がステキかどうか、どういう表現の仕方をするかって、アーティストとしての魅力の一つとしてけっこう重要性の高い要素だと思う。
 セクシャリティーな部分を全く見せないことで、逆にセクシーな魅力のある人もいるしね。
 言葉に出すかどうか、なにかしら表現するかしないかは別として、セクシーな要素が全くない人って、やっぱり人間としての面白味に欠けると私は思う。オバサンくさいかどうかって、そういうとこにあるでしょう。何もお色気ムンムンな人がセクシーってわけじゃない、セックスの影を微塵も感じさせない清潔感が妙に劣情を誘う人もいる。

 あーだんだん話がズレてきたけど。こういう話はまたいつか詳しく(笑 って、誰か聞きたい人いるのか?!)

 ミスチルの最近の曲でいえば、「Youthful Days」の
「♪生臭くて柔らかい温もりを抱きしめる時
  くすぐったい様な乱暴に君の本能が応じてる時
  苦しさにも似た感情に もう名前なんてなくていいんだよ
  日常が押し殺してきた 剥き出しの自分を感じる」
 とかね、桜井さんのセックスへのこういうリファレンス、もう充分大人って年なのに、妙に青くさくて一生懸命で、ただのセックスなんだけど、人生の大きな部分とどこか繋がっているような感じがする詞、けっこう好きだな。彼の歌い方にもどこかセックスの影あり(笑)

 あー今日はセックスって繰り返し書いたな。気分を害されたお上品な方、ごめんなさい(^-^; ササッととか言っておいて、長くなってるし。

 えーと、ミスチルといえばバンドなんだけど、ドラミングも割と好き。彼のコーラスも。
 ギターとベースはあまり印象に無く。・・・注意不足?
 ミスチルのコンサートに行くと、大きな会場でも、とてもとても音が素晴らしい、という報告も聞く。

 ケミストリー。新曲、はじめて聴いたけど、ぱっと画面が変わって、大勢の外国人の方々のコーラス隊が映った瞬間に、「ダメだこりゃ」と思った。
 ぜったい、おかしいって。どうしてそういう方向に行くの?
 
 
 
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